音楽サークルSEA SPARROWS東京

ザ・タイム~音楽サークルSEA SPARROWS東京

ザ・タイム

ジャム・アンド・ルイス、モーリス・デイ、ジェシー・ジョンソン、ジェリービーンといった現代のブラック・シーンをリードする人物を輩出しだ伝説のブラック・バンド、それがザ・タイムだ。70年代後半、ミネソタ州ミネアポリスでフライトタイムというグループが結成された。メンバーはデリー・ルイス(b)、ジミー・ジャム(key)、ジェリーピーン・ジョンソン(ds)、モンテ・モア(key)、アレキサンダー・オニール(vo)。同じころミネアポリスで、プリンスがかつてのバンド仲間だったモーリス・デイとのプロジェクト、ザ・タイムの制作を開始する。ふたりがほとんどのバック・トラックを制作し、そこに他のシンガーのヴォーカルを入れようという計画だったのだが、彼らが目を付けたのがアレキサンダー・オニールだった。だが金銭面での折り合いがつかず、この計画はお流れになったのだ今度はモーリス・デイがフライトタイムに話を持ちかけ、結局モーリスがフライトタイムのヴォーカリストの座につき、ザ・タイムが誕生する(オニールはソロ・シンガーとなる)。そして1981年に、モーリスはミネアポリスにやってきたジェシー・ジョンソン(g)を誘い、ザ・タイムのメンバーがそろった。同年、アルバム『ザ・タイム』がリリースされる力1、実際のサウンドはモーリスとプリンスがほとんど作ったものだった。だが82年のセカンド『ホワット・タイム・イット・イズ』からはバンドのメンバーが実際にプレイし、プリンスの前座などをつとめ、人気も上々だった。そのころからジャム&ルイスはプロデュース業も始めていて、あるときSOSバンドのプロデュースのためアトランディックに行ったのだ大雪のためにアトランディックから動けず、ザ・タイムのコンサートに穴を開けてしまった。そのことにプリンスは激怒し、彼らはバンドをクビになってしまう。そこから彼らは本格的にプロデュース・チームとしての活動を始めるが、86年に手がけたジャネット・ジャクソンの『コントロール』が全世界で600万枚のヒットとなり、彼らは一躍売れっ子となる。その後アレキサンダー・オニール、ヒューマン・リーグ、ギャリン・ホワイトらのヒット作を数多く手がけ、今や押しも押されぬプロデュース・チームになっている。なおザ・タイムはその後84年にプリンスの映画『パープル・レイン』に出演し、「ジャングル・ラヴ」などをヒットさせるが、同年、アルバム『アイスクリーム・キャッスル』発表後、自治肖滅する。だが9年にはジャム&ルイスも含めて再結成し、大きな話題を呼んだ。『リズム・ネイション1814』は89年にリリースされたジャネット・ジャクソンの4作目であり、ジャム&ルイス・プロデュースの頂点ともいうべき作品。タイトなビートとホップなメロディー、そして最先端のサウンドが見事に融合し、まさに90年代のホップ・ミュージックをクリエイトしている。曲間に挿入されているインタールードも効果的だ。アルバムが全米No.1を記録したのはもちろん、「ミス・ユー・マッチ」「エスカペイド」をはじめとして7[Hのベスト10ヒットを生み出したというオバケ・アルバムである。本盤が出たころのブラック・シーンでは新世代のプロデューサー、テデイ・ライリーやベイビーフェイスがぐいぐい台頭。正直なところ、もうジャム&ルイスも古いんじゃない?とぼくは思っていた。ところが、本盤を聞いてびっくり。全然古くないどころか、見事に時代のビート感を把握した先進的な音作りを聞かせていて。ワタシや、この人たちを一生尊敬しながら暮らそうと心に誓ったものです。90年代ポップスの方向性を決定づけた1枚。
エルヴィスプレスリー
ジェイムス・ブラウン
ビートルズ
ビーチボーイズ
ジミ・ヘンドリックス
ボブ・ディラン
スライ&ザ・ファミリー・ストーン
フィル・スペクター
レッド・ツェッペリン
カーティスメイフィールド
アニマルズ
チャック・ベリー
レイ・チャールズ
サム・クック
ザ・フォー・シーズンズ
バディ・ホリー
リトル・リチャード
ザ・ローリング・ストーンズ
ロックンロールについて
ザ・バンド
ジェフ・ベック
ビー・ジーズ
デビット・ボーイ
ザ・バーズ
カーペンターズ
シカゴ
エリック・クラプトン
グリーテンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル
クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング
ドゥービー・ブラザーズ
ドアーズ
イーグルス
マーヴィン・ゲイ
グランド・ファンク・レイルロード
ジェファンソン・エアプレイン
エルトン・ジョン
ジェニス・ジョプリン
キャロル・キング
キング・クリムゾン
ザ・キングス
ジョニ・ミッチェル
ヴァン・モリソン
ニルソン
ピンク・フロイド
ラスカルズ
オーティス・レディング
ルー・リード
スモーキー・ロビンソン
トッド・ラングレイ
サンタナ
サイモン&ガーファンクル
Tレックス
ジェイムス・テイラー
タワー・オブパワー
ザ・ベンチャーズ
ザ・フー
スティーヴィー・ワンダー
フランク・ザッパ
ロックの黄金時代
ザ・クラッシュ
ジョージクリントン
フィル・コリンズ
カルチャー・クラブ
アース・ウインド&ファイアー
ダリル・ホール&ジョン・オーツ
ガイルズ・バンド
マイケル・ジャクソン
ビリー・ジョエル
キッス
ジョン・レノン
リトル・フィート
マドンナ
ボブ・マーリィ
ポール・マッカートニー
クイーン
ロキシー・ミュージック
レオン・ラッセル
ボズ・スギャッグス
セックス・ピストルズ
ブルース・スプリングスティーン
スティーリー・ダン
トーキング・ヘッズ
ヴァン・ヘイレン
ワム!
70年代から80年代のロックシーン
ベイビーフェイス
ボン・ジョヴィ
エルヴィス・コステロ
ピーター・ガブリエル
ガンズ・アンド・ローゼズ
ガイ
ジェフ・リン
メタリカ
ニルヴァーナ
プリンス
パブリック・エナミー
RUN-D.M.C
スティング
ザ・タイム
U2
スティーヴ・ウィンウッド
ニール・ヤング
ZZトップ
80年代から90年代のロックシーン