音楽サークルSEA SPARROWS東京

セックス・ピストルズ~音楽サークルSEA SPARROWS東京

セックス・ピストルズ

70年代後半のロンドンに吹き荒れたパンク・ロックのその中心にいたのがセックス・ピストルズだ。彼らは暴力・とセックスの匂いをふりまき、過激な言動とパフォーマンスで、ロック・シーンを駆け抜けていった。彼らは元ニューヨーク・ドールズのマネージャー、マルコム・マクラレンに仕掛けられたといっていい。ロンドンにあるマルコムの経営するブティックに出入りしていたグレン・マトロック(b)、スティーヴ・ジョーンズ(g)、ポール・クック(dS)に、ウォーリー・ナイチングール(g)を加えた4人で、74年スワアンカーズが結成される。ウォーリーの脱退後、スワアンカーズは解散するが、同じブティックに出入りしていたジョニー・ロットン(VO)を加え、75年セックス・ピストルズが誕生。ライヴ活動を始めるが、どの会場でも大暴れするため、ライヴハウスから締め出しを食う。しかし多くの音楽関係者から注目を集め、76年EMと契約、シングル『アナーキー・イン・ザ・UK』でデビューする。この曲は放送禁止となり、テレビでの発言もマスコミの攻撃を受け、次々に仕事をキャンセルされる。EMも契約を破棄するに至った。またこの間に、グレンに代わってシド・ヴィシャスがメンバーとなった。翌77年3月、ピストルズはMと契約を結ぶが、A&Mは2枚目のシングル「ゴッド・セイヴ・ザ・クィーン」のリリースを断念、契約を破棄する。彼らは5月にヴァージンと契約し、この曲を発表。すぐさま放送禁止となるが1ヵ月で15万枚を売る大ヒットとなる。7月にリリースした「プリティ・ヴェイカント」も同様にヒットするがー方で暴力事件も絶えず、警官とのトラブルも珍しくなかった。10月にはアルバム『勝手にしやがれ!!』をリリース、彼らの人気は頂点に達する。しかし、78年に入って行った全米ツアーは思ったほどの成功を収められず、ジョニーが解雇され。、ツアー終了後にバンドは解散となる。その後、シド、ポール、スティーヴの3人に逃亡中の列車強盗犯ロナルド・ヒッグスを加えて「ゴッド・セイヴ・ザ・ピストルズ」をリリースしたりするが、79年、恋人ナンシーを刺殺するなど数々の事件を起こしていたシドがヘロイン中毒で死亡。いくつものスキャンダラスな逸話をもつピストルズは伝説のバンドとなったのだった。一方ジョニー・ロットンは、ニュー・バンドPLを結成。本名のジョン・ライドンを名乗るようになる。78年末にはファースト・アルバム『パブリック・イメージ・リミテッド』を発表、ピストルズのイメージとは違う実験的なサウンドで驚かせた。その後も、メンバーは次々と変わるが、斬新なホップ・ミュージックと評価の高い『フラワーズ・オブ・ロマンス』(81年)、元クリームのドラマー、ジンジャー・ベイカーや坂本龍一ら多彩なゲストが参加した『アルバム』(86年)など、コンスタントに作品をリリースし続けている。ピストルズが残した、たった1枚のオリジナル・アルバム『勝手にしやがれ!!』。放送禁止となった「アナーキー・イン・ザ・U.K.」「ゴッド・セイヴ・ザ・クィーン」をはじめ、彼らの怒りに貫かれたプレイは、当時の若い世代の疎外感や絶望感に切実に訴えるエナジーに満ちていた。時代の移り変わりに必ず現れるロックン・ロール的な動き。その70年代版がパンク・ムーヴメントだった。破壊衝動という便利なキーワードを隠れ蓑に、ひたすら内容のない、ヘタクソなロックもどきを繰り出すいんちきバンドも多かったけれど、このピストルズは底辺に確かなロックン・ロール感覚をしたためた屈指のバンドだったと思う。ただ、その感覚を発揮する方向性を誤ってしまっていたことも事実。マクラレンの功罪って感じ。
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