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ボブ・ディラン~音楽サークルSEA SPARROWS東京

ボブ・ディラン

1992年10月16日、ニューヨーク(N.Y.)のマディソン・スクエア・ガーデンで開かれたディランのデビュー30周年を祝うコンサートには、エリック・クラプトン、ニール・ヤングほか豪華なゲスト陣が多数参加し、盛大に繰り広げられた。30年前、所同じくN.Y.のカーネギー・ホールで行われたコンサートで、わずか50人の聴衆を前に歌っていたディランにとって、これほど劇的な時間を味わうとは、本人ですら思わなかったに違いない。ディランは、41年5月24日、ミネソタ州ダルースに生まれた。本名はロバート・アレン・ジンママン。大学に進学した彼は、地元のコーヒーハウスでフォークを歌い始め、61年にN.Y.に渡る。グリニッチ・ヴィレッジで名を広めていった彼は、遂にCBSと契約。デビュー作は不発に終わったが、当時の公民権運動の盛り上がりの中で「風に吹かれて」「時代は変わる」など、時代感を持った彼の歌が人々から熱烈に歓迎され。、ディランは一躍、フォークのカリスマとして神格化されていく。しかし65年に発表した5作目『プリンキング・イット・オール・バック・ホーム』では、豪快なロック・サウンドを展開し大論議を巻き起こす。続く『ハイウェイ61』からは「ライク・ア・ローリング・ストーン」が大ヒット。大作『ブロンド・オン・ブロンド』も絶賛を浴び、彼は時代の頂点へと昇りつめた。しかし66年7月ウッドストックの自宅前で起こしたバイク事故を境に、隠遁生活に入る。その後『セルフ・ポートレイト』など、思い気ままに作品を発表していたが73年、『プラネット・ウェイヴス』のリリースに合わせて決行された、ザ・バンドとの8年ぶりの全米ツアーで本格的にカムバック。その後も『血の轍と』『欲望』がアルバム・チャートのNO1を獲得。そして78年2月には、空前のスケールで初来日と、その勢いは留まるところを知らなかった。「スロー・トレイン・カミング」から始まる、キリスト教への讃歌を綴った3部作で幕を明けた80年代だが、85年にはAフォー・アフリカライヴ・エイトファーム・エイトなどへ相次いで参加。特にファーム・エイトではトム・ペティ&ハートブレイカーズとの共演を賛され、翌86年2月には彼らと共に再来日。87年にはグレイトフル・デッドとの歴史的共演ツアーが実現、また、ロックの殿堂入りにも選出され、トラヴェリング・ウィルベリーズの一員としても活躍するなど、精力的な活動ぶりで話題をまいた。さらに、92年発表の最新作『グッド・アズ・アイ・ビーン・トウ・ユー』では、デビュー当時を彷彿とさせる弾き語りを披露し、ディラン健在を大きく印象づけたばかりだ。65~66年にかけて長期ロード中だったディランは、その合間をぬって2枚組の超大作『ブロンド・オン・ブロンド』をレコーディングし、66年5月16日に発表した(全米9位)。本作からは「雨の日の女」(2位)のほか、4曲がチャート・インした。ディランにとってフォーク・ロック時代の集大成である本作は、60年代の全ロック・アルバムの中でも最高峰に位置される名盤中の名盤だ。この時、ディラン25歳。フォークの神様ディランも、かつてハイスクール時代にはチャック・ベリーやリトル・リチャードに憧れるロックン・ロール少年だった。そんなディランが、60年代初頭のフォーク・ムーヴメントの渦中で磨きをかけた彼独自の鋭い視点と詩的な表現を、再度古巣のロック・ミュージックへと持ち帰ったアルバムが『ブリンク・イット…』であり、『ハイウェイ61』であり、本盤だ。いい歌詞、いい曲ぞろい。緊張感みなぎる傑作。
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