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ジミ・ヘンドリックス~音楽サークルSEA SPARROWS東京

ジミ・ヘンドリックス

ジミ・ヘンドリックス、彼こそは、ロック・ギターのサウンドやスタイルを、たったひとりで根底から覆してしまった、真の革命児である。60年代後半以降のロック・サウンドは彼の影響なくしては語れない。ジミは1945年11月27日、ワシントン州シアトルに生まれた。12歳でギターを手にし、B.B.キングやエルモア・ジェイムスらのギター・プレイをひたすらコピーしていたという。一時、地元のアマチュア・バンドなどでプレイしていたが、徴兵され64年の除隊後、プロのギタリストとして活動を始めた。ウィルソン・ピケット、サム・クック、リトル・リチャードらのバンドに参加する彼のスタイルはあまりにユニークすぎたために、ひとつのバンドに長くは留まれなかったそうだ。そこで彼は66年に自己のグループ、ジミ・ジェイムス&ザ・ブルー・フレイムズを結成し、ニューヨークのクラブなどで演奏した。当時から右利きのくせにギターを左手で弾き、またギターを背中に回して弾いたり、歯で弾いたりして、ヘンなヤツと注目されていたという。特に元アニマルズのチャス・チャンドラーは彼に強い関心を示し、チャスの誘いでジミはイギリスに渡る。そこでジミはノエル・レディング(b)、ミッチ・ミッチェル(dS)と共にジミ・ヘンドリックス・エクスペリアンスを結成、67年5月にファースト・アルバム『アー・ユー・エクスペリアンスト』を発表。ブルースを基調としながらも、ハードでラウドな彼のギター・サウンドはロック・シーンに大きな衝撃を与えた。6月、モントレー・ホップ・フェスティヴァルに出演するためにアメリカに凱旋した彼は、ギターに火をつけるという衝撃的なパフォーマンスでアメリカでもやっと認められるようになっていった。そして11月にセカンド・アルバム『ポウルド・アズ・ラウ』、翌68年に『エレクトリック・レディ・ランド』をリリースし、その評価もうなぎのぼりとなっていった。また69年8月にはウッドストック・フェスティヴァルに出演、壮絶なる「アメリカ国歌」をソロで演奏し、伝説のギタリストとなっていった。69年12月、ジミはバディ・マイルス(dS)、ビリー・コックス(b)と共にバンド・オブ・ジプシーズを結成し、アルバムも発表。彼の音楽はさらに飛躍するものと思われた。だが70年9月18日、睡眠薬の多量摂取により、帰らぬ人となってしまう。享年24歳。あまりにも若すぎる死だった。だがジミの功績は、今なおロック・シーンの中で脈々と引き継がれている。この『アー・ユー・エクスペリアンスト』は、67年に発表され、音楽界に大きな衝撃を与えた彼のファースト・アルバム。アメリカ・ビルボード誌のアルバム・チャートでも最高5位。ノエル・レディング、ミッチ・ミッチェルと共に繰り広げられるその迫力満点、変幻自在なギター・サウンドは圧倒的だが、じっくりと聴くと、彼のギター・スタイルは伝統的なブルース・フォーマットを基調としたものだということがよくわかる。初期の代表曲「フォクシー・レディ」「紫のけむり」「ヘイ・ショー」など、まさにジミ・ヘンの原点ともいうべき名作である。ギターってのは、とことん未完成な楽器だと思う。チューニングをちょっといじればすべてがファジー。ピアノのように絶対音律にしばられてるわけでもない。ちょっと力を入れれば弦がズリッとずれちゃったり。永遠の開発途上楽器。しかし、そんな未完成さを逆手にとって、とてつもない可能性をギターに付け加えてしまった偉人がこの人、ジミ・ヘンだ。このアルバムで始まった偉大かつ無茶な発想がその後のロックの可能性を無限大に広げた。
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