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ドゥービー・ブラザーズ~音楽サークルSEA SPARROWS東京

ドゥービー・ブラザーズ

ロック史上に偉大な足跡を残したこのマリファナ兄弟(ドゥービーとはスラングでマリファナの意)の歴史は1969年、トム・ジョンストン(vo,g)とジョン・ハートマン(ds)の出会いから始まった。意気投合したふたりはドゥービーズの前身であるPUDを結成、その後、デイヴ・ショーグレン(b)とパット・シモンズ(vo,g)を加え、ドゥービー・ブラザーズをスタートさせたのだった。ワーナー・ブラザ・-ズと契約した彼らは、当時新進プロデューサーであったデッド・テンプルマンのもと、71年に『ドゥービー・ブラザ-ズ・ファースト』でデビュー。翌年、新ベーシストのタイラン・ポーターと2人目のドラマー、マイケル・ホザックを迎え入れ『トゥールーズ・ストリート』を発表、彼らの代名詞的名曲「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」(全米11位)をヒットさせた。さらに翌73年、豪決かつ爽快なサウンドを持つ「ロング・トレイン・ランニン」(同8位と「チャイナ・グローヴ」(同15位)を含む3作目『キャプテン・アンド・ミー』を大ヒットさせ、アメリカン・ロックの真髄を聴かせる代表的なバンドとして不動の地位を築き上げた。74年にリリースした『ドゥービー天国』からは初の全米No.1ヒット曲「ブラック・ウォーター」が生まれ、翌年発表した『スタンピード』は予約だけでミリオン・セラーとなった。しかし、そんな彼らに大きな転機が訪れる。それまでほとんどのドゥービーズ作品を手掛けてきたトム・ジョンストンが75年のツアー中に腹痛で倒扎その後のツアーやレコーディングに参加不可能となったのだ。そこで急遽、元スティーリー・ダンのマイケル・マクドナルド(key)を迎え入れたのだが、彼の加入にともないバンドのサウンドは大きく変化する。彼の影響下で制作された『ドゥーピー・ストリート』(76年)と『運命の掟』(77年)て曝開されたサウンドは、従来のギターを中心とするダイナミックでストレートなロック・サウンドではなく、キーボード主体の洗練されたR&Bであり、ファンの間で賛否両論を巻き起こした。77年、トムの脱退からマイケル・マクドナルド・バンドと化した観のあるドゥービーズであったが、翌78年に発表した『ミニット・バイ・ミニット』でミュージック・シーンの頂点に立った。「ある愚か者の場合」が全米No.1となり、翌年のグラミー賞主要4部門を受賞したのだ。だがその後、パット以外の初期メンバーすべてがいなくなったドゥービーズは82年7月からフェアウェル・ツアーを行い、その活動に終止符を打つことになる。87年のチャリティ・コンサートでの再結成をきっかけに初期のメンバーだけで『サイクルズ』(89年)を発表。90年には来日公演も実現させ、見事に復活を遂げた(92年に再度解散するが、93年秋には再々結成して来日)。73年に発表された『キャプテン・アンド・ミー』は彼らの初期の代表作として名高いサード・アルバム。前作にも参加したリトル・フィートの名キーボーディスト、ビル・ペインと『スタンピード』から正式メンバーとなる元スティーリー・ダンのシェフ・バクスター(g)がゲストとしてプレイしている。先に記した大ヒット曲2曲を含む全11曲で単純明快なアメリカン・ロックを聴かせてくれる。ワタシが高校生のころ、楽器屋さんのギター売場で誰もが「ロング・トレイン・ランニン」のイントロを我が物顔で試し弾きしていたものです。ストレートなギター・ロックの快感を思い出させてくれたバンドだった。マイケル・マクドナルド加入以降はまったく別のバンドになってしまった彼らだが、今になって振り返れば、やはりこの時代こそがドゥービーの全盛期。豪放かつシンプルなようでいて、実は緻密に構築されたリズム感覚が素晴らしい。
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