音楽サークルSEA SPARROWS東京

ダリル・ホール&ジョン・オーツ~音楽サークルSEA SPARROWS東京

ダリル・ホール&ジョン・オーツ

ソウル・ミュージックにのめり込んでいたホールと、エルヴィスに夢中だったオーツが出会ったのは、1967年フィラデルフィアで開かれたダンス・ショウでのことだった。意気投合したふたりは共同生活を始め、作曲活動に励む。オーツがヨーロッパへ渡った一時期、ホールはガリバーというバンドを結成しレコード・デビューするが話題にならず、オーツの帰国後、バンドを解散し、ふたりはホール&オーツとして活動を始めるようになった。70年の後半からフィラデルフィアのコーヒー・ハウスなどでデュオとして活動する大手出版社に認められてソングライターとして契約。72年ニューヨークへ移り、アルバム『ホール・オーツ』でデビューした。着実なライヴ活動が実り、2作目の『アバンダント・ランチョネット』(73年)とシングル「造匱のメロディ」が初ヒット。ドット・ラングレンのプロデュースによる『ウォー・ペイビーズ』(74年)に続いてリリースした『サラ・スマイル』(75年)からは、タイトル曲が全米4位の大ヒットとなり、その勢いをかって「追憶のメロディ」もリバイバル・ヒット。ホップなロック・ソウルスタイルを打ち出した彼らは、次の『ロックン・ソウル』(76年)でも「リッチ・ガール」「ドゥー・ホワット・ユー・ウォント」などのヒットを続々生み出すO78年には初のライヴ・アルバム『ライブタイム』と『赤い断層』を発表。モダン・サウンド色を強めた彼らは、『モダン・ホップ』(79年)でさらにそれに磨きをかけ、ここから「ウェイト・フォー・ミー」が大ヒット。80年の『モダン・ヴォイス』は初のミリオンセラーとなり、「ふられた気持ち」「キッス・オン・マイ・リスト」「ユー・メイク・マイ・ドリームス」の3曲がヒットする。81年リリースの『プライベート・アイス』も充実した内容で、タイトル曲と「アイ・キヤント・ゴー・フォー・ザット」がともに全米1位を獲得した。82年の『H20』からも「マンイーター」、84年の『BGBAMB00M』からは「アウト・オブ・タッチ」とコンスタントにヒットを送り出している。85年には再オープンすることになったニューヨークのアポロ・シアターで、テンプテーションズのメンバーと一緒にステージに立ち、このライヴを『ライブ・アット・ジ・アポロ』としてリリースした。しかし、この後ふたりはデュオ活動休止を宣言。ホールはソロ・アルバム『ドリーム・タイム』を作り、オーツも他人のプロデュースなどで活躍し、このまま解散かと思われたが、88年『ウー・イェー!』でデュオ復活、健在ぶりを示した。この中の「リアラヴ」には桑田佳祐が参加している。9年の『チェンジ・オブ・シーズンズ』でもシンプルなライヴ感を生かし、相変わらずツボを心得たメロディーを作り出している。81年にリリースされた『プライベート・アイス』は彼らの全盛期に作られたアルバムで、躍動感のあるモダンなサウンドがたっぶり楽しめる。タイトル曲と「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」が全米NO匸口こなったほか、「ディッド・イット・イン・ア・ミニット」(全米9位)、「ユア・イマジネーション」(全米33位)もヒットを収めている。本盤が出たとき、ホール&オーツも本気だなとワクワクした。過去人気を集めていた「シース・コーン」「ウェイト・フォー・ミー」といったタイプのバラードが本盤にはいっさいなし。過去の持ち味に寄りかかることなく、あくまでも最新のノウハウを駆使しながら、ロックン・ロールの誕生以来脈々と続くホップ・ミュージックの歴史を今に語り継ぐ‥・‥・と、そんな彼らの攻撃的な決意がびんびん感じられたものだ。このころの彼らはノつてたなあ。
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