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ボブ・マーリィ~音楽サークルSEA SPARROWS東京

ボブ・マーリィ

カリブ海の小さな島、ジャマイカのローカル・ミュージックだったレゲエが世界的な音楽になったのは、ボブ・マーリイの功績だといってもいいだろう。ジャマイカの国民的ヒーローだった彼は、レゲエの伝道師でもあった。ボブ・マーリイは1945年4月6日にジャマイカのローデン・ホールで、イギリス海軍大佐とジャマイカの女性の間に生まれた。本名ロバート・ネスタ・マーリイ。父親は彼の誕生前にイギリスに帰ったため、彼は母親の手で育てられた。8歳のとき、彼は母親と共にキングストンのゲットー、トレンチ・タウンに移り、少年時代を過ごす。だが彼は14歳でゲットーを抜け出し、17歳のときにジミー・クリフの紹介でプロデューサーのレスリー・ゴングと出会い、シングル「ジャングル・ノット」でデビューする。63年に彼はピーター・トッシュ、バニー・ウェイラーらとウィリング・ルード・ボーイズを結成。後にこのグループが発展して、ウェイラーズとなった。64年に発表したシングル「シマー・ダウン」がジャマイカで大ヒットとなったが、金銭的なトラブルで66年にウェイラーズは解散。その後ボブは一時アメリカにも渡る兵役を逃れるため、ジャマイカに戻る。トッシュ、ウェイラーとウェイラーズを再結成したボブは、アシュトン・バレット(b)、カールトン・バレット(dS)を加え、活動を再開する。またこのころからラスタファリズムに傾倒し、彼の音楽もメッセージ色が強くなっていった。71年に彼はアメリカの黒人シンガー、ジョニー・ナッシュに曲を提供し、これがナッシュのプロモーション・、マネージャーだったブラント・クラークの目に止まり、彼の紹介でアイランド・レコードと契約。72年に『キャッチ・ザ・ファイア』でワールド・デビューを果たす。その後スライ&ザ・ファミリー・ストーンの全米ツアーに同行して徐々に注目を集めるようになり、74年にエリック・クラプトンが彼の「アイ・ショット・ザ・シェリフ」をカヴァーしてヒットさせたことにより、世界的な注目を集めるようになった。その後『ライヴ!』(75年)、『ラスタマン・ヴァイプレーション』(76年、全米8位)、『エクソダス』(77年)などといった名作を発表するが、その姿勢はより政治的、カリスマ的になり、最も危険なアーティストとして知られるようになっていった(76年12月には暗殺未遂事件も起こっている)。しかし80年のツアー中に倒れ、81年5月11日、癌のためマイアミの病院で他界する。だが彼のその精神は今も生き続け、ジャマイカはもちろん、アフリカなどでも希望の星9946指導者として人々の心の支えになっている。『ライヴ!』はボブ・マーリイとウェイラーズの絶頂期ともいえる75年7月18日、ロンドンのレイシアムというホールでのコンサートの模様を収録したもので、彼らの名前を世界的に知らしめた名盤である。マーリイを中心としたウェイラーズの圧倒的なライヴ・パフォーマンスと観客席が一体となって、まさに奇跡的ともいうべきうねりを作り出している。おなじみ「アイ・ショット・ザ・シェリフ」はもちろん、究極の名演「ノー・ウーマン・ノー・クライ」の熱唱が深い感動を呼ぶ。ロックに影響されながらジャマイカで生まれたレゲエが、ふたたびロック・シーンに刺激的な影響を与えようとしている。そんな逆襲劇の瞬間をとらえたドキュメント……という視点からも楽しめる1枚。マーリイのヴォーカルはまだ後期のような聖なるカリスマ性を発揮するまで至っておらず、それがよりロック的なヴァイブレーションを聞き手に感じさせてくれる。パンクニュー・ウェイヴからヒップ・ホップまで、マーリイが与えた影響は大きい。
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