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スティーヴィー・ワンダー~音楽サークルSEA SPARROWS東京

スティーヴィー・ワンダー

スティーヴィー・ワンダーこそ、70~80年代の音楽シーンをリードした、真のスーパースターであり、天才である。彼はブラック・ミュージックの枠を超え、あらゆる音楽ファンから支持され、その後のシーンに大きな影響を与えた。スティーヴィーは1950年5月13日、ミシガン州サギノウに生まれた。本名スティーヴランド・モリス・ジャドキンス。未熟児で生まれた彼は、出産直後のアクシデントで盲目となってしまう。彼が3歳のときに父親が蒸発し、母親と共にデトロイトに移り、そこでハ一モニカをはじめとするいろいろな楽器をマスターしていった。59年に彼は友人とスティーヴ&ジョンというデュオを結成するが、これがモータウン・レコードの目に止まり、61年にソロ・アーティストとして契約、62年に「アイ・コール・イット・プレティ・ミュージック」でデビュー。そして63年にリリースした「フィンガーティップス」が全米No.1のヒットとなり、13歳の天才少年登場と話題を呼んだ。その後も「アップ・タイト」「太陽のあたる場所」などといったヒット曲を出すが、70年ごろからより自己の音楽性を追求するようになり、セルフ・プロデュースによる『涙をとどけて』(70年)、『青春の軌跡』(71年)、『心の詩』(72年)といったアルバムを制作した。そういった活動の成果が72年の『トーキング・ブック』でひとつの完成をみる。全米3位のヒットとなったこのアルバムからは「迷信」「サンシャイン・オブ・マイ・ライフ」というNo.1ヒットも生まれた。その後『インナーヴィジョンズ』(73年)、『ファースト・フィナーレ』(74年)と傑作を立て続けにリリースし、76年には大作『キー・オブ・ライフ』を完成、3作連続でグラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞するという快挙を成し遂げ、70年代を代表するスーパースターになっていった。その後も『ホッター・ザン・ジュライ』(8年)、『イン・スクエア・サークル』(85年)などのヒット・アルバムをリリースする一方で、『ウーマン・イン・レッド』『ジャングル・フィーヴァー』などの映画音楽も手掛けている。また、マーティン・ルーサー・キング牧師の誕生日を祝日にする運動に参加したり、USAフォー・アフリカのプロジェクト参加など、数多くのチャリティ活動を精力的に続け、現在に至っている。『インナーヴィジョンズ』は73年の作品。このアルバムと『トーキング・ブック』『ファースト・フィナーレ』の3枚が、スティーヴィーの70年代初期の三部作といわれている。全米No.1を記録したほか、グラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞し、またここから「ハイアー・グラウンド」「汚れた街」などといったヒット曲も生まれている。彼のクリェイティヴィティの絶頂期ともいうべき時期のアルバムであり、そのあふれ出るアイディアの豊富さには圧倒される。あらゆる楽器を駆使し、ブラック・ミュージックの枠を超えた多彩なサウンドが彼の中でひとつになり、他の誰にも出せないスティーヴィー・ミュージックを作り出している。彼の天才ぶりがひしひしと伝わってくる、どんな分野でも、あるアーティストが本当の大物になってしまう直前、昇りつめる直前の作品というのはいい。勢い、才気、アイディア、いろんなものがほとばしっている。スティーヴィーでいえば、それが本盤を含む三部作の時期だろう。まずこの1枚……じゃなく、まずこの3枚、つて感じ。このときスティーヴィーはまだ23歳。にもかかわらず芸能生活すでに11年だった。若さと熟練がいい形で結合した充実した得難いアルバムだ。
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