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サイモン&ガーファンクル~音楽サークルSEA SPARROWS東京

サイモン&ガーファンクル

S&Gの代表曲「サウンド・オブ・サイレンス」が初めて発表されたのは、1964年のデビュー・アルバム『水曜の朝、午前3時』でのこと。発売当初はそれほど話題にならなかったが、プロデューサーはこの曲のよさに着目、1年半後、フォーク調のオリジナル・テイクにベース、ドラム、エレキギターを重ねて録音し直した。こうしてフォーク・ロック風に生まれ変わった「サウンド・オブ・サイレンス」はクンダンとヒット・チャートをのぼりつめ、ついにNoy口こ輝いた。ふたりのまったく知らない間の出来事だったという。ポール・サイモンはニュージャージー州のニューアークで、アート・カープアンクルはニューヨークのクィーンズで、ともに1941年に生まれた。ふたりが出会ったのは小学生のとき。口ヽンクン・ロールが好きで、デュオを組んでニューヨークのグリニッチ・ヴィレッジなどで歌っていたところを認められ、57年にビッグ・レコードから、トム&ジェリーという名でデビューする。が、ビッグレコードが倒産。アートはコロムビア大学に進学、ポールはカレッジに通いながら曲作りに励み、このころからフォーク・ソングに傾倒するようになる。単身ヨーロッパへ渡ったポールは、イギリスのフォーククラブなどで活動していた64年、彼の曲を気にいったCBSレコードと契約。アートとデュオを組むことを申し出て、S&Gとしてデビューした。翌65年には『サウンド・オブ・サイレンス』、66年には『パセリ、セージ、ローズマリー・アンド・タイム』と順調にアルバムを発表、さらに68年、映画『卒業』のサウンドトラックを世に送り出す。このアルバムには「サウンド・オブ・サイレンス」「4月になれば彼女は」「スカボロフェアノ詠唱」など彼らの代表曲が収められ、S&Gの名を世界的に高めた。さらに『明日に架ける橋』では70年のグラミー賞6部門を独占。澄んだ歌声のアートと卓抜したソングライターのポールとのコンビは黄金のデュオといわれるこの後は別々に活動するようになっていく。アートは『キャッチ22』など映画に出演、ポールは『ポール・サイモン』『ひとりごと』といったソロ・アルバム制作でエスニックな音へのアプローチを試みる。75年には久々にふたりで「マイ・リトル・タウン」をヒットさせ、アートも『天使の歌声ノエンジェル。クレア』などのソロ作品をリリース。81年にはニューヨーク、セントラルパークでデュオ・コンサートを行った。その後ポールは『グレイスランド』で87、88年のグラミー賞最優秀アルバム賞を受賞。91年にはセントラルパークでチャリティ・コンサートを行い、75万人もの観客を集めた。また93年にはチャリティ・コンサートで久々にデュオで登場し、話題をよんだ。『明日に架ける橋』はグラミー賞の最優秀アルバムに輝いた、彼らの最大のヒット。ラリー・ネクテルのピアノが印象的なタイトル曲は同賞の最優秀レコードど最優秀ソングも受賞した名曲で、大きくあたたかな愛を感じさせる。サウンド的にも新しい試みがみられ、「ボクサー」「いとしのセシリア」「コンドルは飛んで行く」となじみ深い曲が陷」1されている。「コンドル…」はペルー民謡で、ポールの民族音楽への関心の深さをうかがわせる。タイトル曲は、フィル・スペクターゆかりのミュージシャンを多数集め、スペクターの画期的な録音ノウハウを活かした壮大な音像の作品。カープアンクルの透明感あふれる高音ヴォーカルをビル・メドレーの太くソウルフルなヴォーカルに差し替えれば、まるでスペクターのプロデュース作品になってしまう。エヴァリー・ブラザーズのヒットをカヴァーしていることも含め、ロックン・ロール/ポップスに対するサイモンの深い視野が見てとれる1枚。
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