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レイ・チャールズ~音楽サークルSEA SPARROWS東京

レイ・チャールズ

サザン・オールスターズの「いとしのエリー」のカヴァーやTVCMなどで日本でもおなじみのR&Bの元祖、レイ・チャールズ。ソウル・ミュージックのパイオニアたる彼は、ゴスペルを基盤にジャズやブルースなどの黒人音楽とカントリー&ウェスタンなどの白人音楽を取り入れレイ・チャールズの世界を確立した、音楽史上最も重要なミュージシャンのひとりである。1939年9月23日、ジョージア州アルバニーに生まれ。レイ・チャールズ・ロビンソンは緑内障で、6歳のときに失明してしまう。そんな彼を敘ったのが音楽であった。教会でゴスペル感覚を養う一方、近所の雑貨屋店主からピアノを学び、黒人、白人両方の音楽を吸収していった彼は州立の特殊学校で音楽教育を受け、12歳でビッグ・バンドやオーケストラのために全パートの楽譜を書き、アレンジしたといわれる。15歳にして家族全員を亡くしたレイは学校を去り、フロリダ周辺で活動するダンス・バンドに参加。47年に西海岸のシアトルに移り、マックサン・トリオを結成する。有名ボクサー、シュガー・レイ・ロビンソンとの混同を避け、芸名から名字を省略した彼はソロとなり、ロサンゼルスで録音したファースト・シングル「コンフェッション・ブルース」をダウンビート・レーベルから発表。51年には「ベイビー・レッド・ミー・ホールド・ユア・ハンド」をR&Bチャートのトップ10ヒットにしている。しかし、そのスタイルは白人ウケを狙った、洗練されだナット・キング・コールの模倣であった。52年に名門アトランディックへ移籍したレイは自らの音楽スタイルをさらけだし、追求する決・已ヽをする。自己のバンドを結成後、55年に「アイ・ガット・ア・ウーマン」(R&B1位)て旬の全米的成功を収め、数々のヒット曲を発表。特に、59年の大ヒット曲「ホワッド・アイ・セイ」(ホップ6位、R&B1位)は、革新的なエレキ・ピアノ・サウンド、軽快なラテン・ビート、レイレッツと展開するゴスペル仕込みのコール&レスポンスなど、ジャンルを超えた独自の音楽を象徴する名曲として名高い。59年末にABCパラマウントと契約したレイは、より洗練されたポピュラー音楽を生み出し、60年の「我が心のジョージア」、61年の「ヒット・ザ・ロード・ジャック」、62年の「愛さずにはいられない」などのNO1ヒットでより大きな商業的成功をつかんだ。また、アルバム中心の時代に対応するように、ポピュラー・ジャズ・スタンダード、カントリー&ウェスタン、ブル-スなど、アルバムごとにコンセプトを持った作品を発表した。その後もレイ・チャールズの世界を着実に推し進め、多くのミュージシャンに多大な影響を与えた彼は、現在も第一線で活躍している。『ザ・バース・オブ・ソウル…』は3枚組全53曲のコンピレーション盤。洗練されたABCパラマウント時代よりも、より黒っぽい楽曲を聴くことができる。いかなるタイプの音楽をもこなした彼がーアーティストとして自己のスタイルを確立した意義深い時代の音だけに感動的な作品だ。この人に関しては、ロックだのジャズだのソウルだの、いわゆるジャンル分けするのは無意味。あえて言えばレイ・チャールズというひとつのジャンルを形成しているって感じだ。特に本ボックス・セットに収められたアトランディック在籍時代の貪欲かつ強烈な折衷感覚はすごい。神聖な宗教音楽であるゴスペルを世俗白勺なホップ音楽と合体させるという冒涜とも思える行為が、その後のR&Bのソウル・シーンを決定的に支配していくことになる。
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