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スモーキー・ロビンソン~音楽サークルSEA SPARROWS東京

スモーキー・ロビンソン

ベリー・コーディ・』r.が1958年にデトロイトで設立した名門レーベル、モータウン。ブラック・ミュージック史のみならずホップ・ミュージック史に残されたその偉大なる足跡は、コーディの片腕として八面六臂の活躍をみせたウィリアム。スモーキー・ロビンソン(40年2月19日生)の存在なしに語ることはできない。モータウンの副社長として、またホップ感覚あふれる洗練されたR&B曲をレーベル・メイトに提供するソングライター・プロデューサー、魅惑のファルセット・ヴォイスで自らも数々のヒット曲と名唱を生み出すシンガーとして、スモーキーの存在はそれほど不可欠なものだった。57年、スモーキーはコーラス・グループ、ザ・ミラクルズを結成し、地元デトロイトで活動を始める。彼の作曲能力はコーディの目に止まり、58年、エンド・レーベルから「ゴッド・ア・ジョブ」でデビュー。モータウン設立後の59年、全国的配給を名門チェスが行った「バッド・ガール」が全米ホップ・チャートの93位に輝いたことでゴ・-ディは自信を深め、モータウンをデトロイトのインディ・レーベルから全国的レーベルへと押し上げようとするが、この思惑もザ・ミラクルズが60年に発表した初ヒット曲「ショップ・アラウンド」(ホップ2位、R&B1位)で達成された。スモーキーの貢献はモータウン設立当初から始まり、テンプテーションズの「マイ・ガール」やメアリー・ウェルズの「マイ・ガイ」をはじめ、マーヴェレッツ、マーヴィン・ゲイらのレーベル・メイトに数々の名曲を提供する一方、ザ・ミラクルズ自らもヒット曲を多数放ち、60年代黄金期樹立の核を担ったのである。63年の「ミッキーズ・モンキー」(同8位、同3位)や65年の「ゴーイング・トウ・ア・ゴーゴー」(同11位、同2位)などのアップテンポな曲のほか、63年の「リアリー・ガット・ア・ホールド・オン・ミー」(同8位、同1位)、65年の「ウー・ベイビー・べイビー」(同1G位、同4位)、「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」(同16位、同2位)、67年の「アイ・セカンド・ザット・エモーション」(同4位、同1位)、69年の「ベイビー・ベイビー・ドント・クライ」(同8位、同3位)などの繊細で言葉巧みなバラードでその人気を確立した。しかし、彼は「涙のクラウン」(70年、同ともに1位)を置土産に72年グループを脱退、ソロ活動に入る。当初は60年代ほどの成功は収められたかったが、「クルージン」(同ともに4位)で79年にカムバックを果たし、81年の「ビーイング・ウィズ・ユー」(同2位、同1位)のヒットで復活を印象づけた。その後も87年に『ワン・ハートビート』から「ジャスト・トウ・シー・ハー」同8位、同2位)とタイトル曲(同10位、同3位)をヒットさせたが、91年、膨大なヒット曲と数々の名唱を残し約30年間在籍したモータウンからSBKに移籍。同年、『ダブル・グッド・エヴリシング』で新たな道を歩み始めた。『涙のクラウン』は65年の『ゴーイング・トゥ・ア・ゴーゴー』とともに、モータウン最盛期の音を伝える名盤。67年発表時のタイトルは『MaketHappen』だったが、3年後に大ヒットした12曲目のために現タイトルで再発された。2曲目は30位、7曲目は23位(ともにホップ・チャート)を賑わした。このスモーキー・ロビンソンをはじめ、モータウンの創設者でもあるベリー・コーディ・ジュニア、ポーランド=ドジャー=ポーランド、ノーマン・ホイットフィールド、ウィリアム・スティーヴンソンらモータウンの全盛期に次々と新鮮なヒットを放った才能豊かな黒人ソングライター・プロデューサーの存在にもぜひ注目してほしい。ゴスペルやブルース、ジャズなどの要素をシュガーコーティングした極卜のホップ・ソウルを量産した男たちだ。
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