音楽サークルSEA SPARROWS東京

カーティスメイフィールド~音楽サークルSEA SPARROWS東京

カーティスメイフィールド

70年代ソウルの革新者としてダユー・ハサウェイやスティーヴィー・ワンダーらと並び称されるシンガーソングライター・プロデューサー、カーティス・メイフィールドの黒人音楽に果たした彼の貢献は計り知れない。1942年6月3日、シカゴに生まれたカーティスは10歳のころからゴスペルを歌い、作曲していた。57年にはジェリー・バトラーらと4人組R&Bヴォーカル・グループ、ジ・インプレッションズを結成し、翌年にヒット曲「フォー・ユア・プレシャス・ラヴ」でデビュー。61年に「ジプシー・ウーマン」(ホップ・チャート20位、R&Bチャート2位のヒットで活動を再開、その後「イッツ・オーライト」(63年、ホップ4位、R&B1位)、「キープ・オン・プッシング」(64年、ホップ10位)、「ピープル・ケット・レディ」(65年、ホップ14位、R&B3位)など、数々のヒット曲を放つ。公民権運動へのメッセージをも盛り込んだカーティスの自作曲はシカゴ・サウンドの象徴であった。また、彼はグループ活動と並行する形でプロデューサーとしても精力的に働き、シーン・チャンドラーらのヒット曲を手掛けたほか、自己のレーベルを設立しファイヴ・ステアステップスらのデビューにも尽力した。68年に3つ目のレーベル、カートムを設立した彼は70年、『カーティス』(全米19位)でソロ・デビュー。当時流行した黒人映画のひとつ『スーパーフライ』のサントラ(72年、全米1位)でソロとして一躍有名になる。タイトル曲(ホップ8位、R&B5位)と「フレディズ・デッド」(ホップ4位、R&B2位)のヒット曲を含むこのダブル・プラチナ・アルノ・4ムで、彼は社会批判性の強い歌詞、ワウワウ・ギターとラテン・パ一カッションを軸とする洗練されたR&Bサウンド、晉陛的なファルセット・ヴォイスで歌う甘美なメロディー、といった独自の音楽性を確立した。その後も『バック・トウ・ザ・ワールド』や『ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥディ』などのメッセージ色の濃い名盤を発表する傍ら、グラディス・ナイト&ザ・ピップスやステイブル・シンガーズらのヒット曲を手褂ける活躍をみせた。90年には、5年ぶりのスタジオ録音盤『テイク・イット・トウ・ザ・ストリート』を発表。映画『スーパーフライ1990』でアイス・Tやレニー・クラヴィッツらの若手ミュージシャンと共演し、80年代後半の低迷期から復活したカーティスであったが、8月13日、ブルックリンの野外コンサートの最中に強風のために倒れた照明塔の下敷きとなり、脊椎骨を3本折る瀕死の重傷を負ってしまう。自宅療養中の彼の1日も早い復帰力彳寺たれている。カーティスが残した数々の傑作の中で『スーパーフライ』と人気を二分する70年代ソウルを代表する名盤中の名盤『ゼアズ・ノー・プレイス…』。タイトルやジャケットに象徴されるアメリカ社会へのメッセージをミディアム~スロー・ナンバーを中心にじっくりと聴かせる。『スーパーフライ』と比較するとホップ院には欠けるが、本人にとっては一番お気に入りの作品であるらしい。抑圧された人々へ優しく語りかける3曲目「ソー・イン・ラヴ」をはじめ、彼のディープな音楽陛力俔事に表現されている75年の作品。注意しておく。この人の味にハマつたら大変。最初はとっつきにくいかもしれないけれど、カーティスの太く深いファルセットの本当の魅力に気づいたら最後、もう逃れられない。まずこの1枚とか悠長なこと言っていられなくなる。インプレッションズ時代のものも、他アーティストへの提供曲も全部聞きたくなる。スモーキー・ロビンソンとカーティス、このふたりがスウィート・ソウルへの道を切り拓いた。真摯なメッセージにも耳を傾けたい。
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