音楽サークルSEA SPARROWS東京

トーキング・ヘッズ~音楽サークルSEA SPARROWS東京

トーキング・ヘッズ

知性派のバンドとして知られるトーキング・ヘッズ。彼らの母体となったのはロードアイランド州プロヴィデンスのアート・スクールの学生だったデヴィッド・バーン(VO)とグリス・フランツ(dS)が1973年に作ったカレッジ・バンド、ジ・アーティスティックスだった。後にそこヘティナ・ウェイマス(b)も参加している。74年にまずバーンが、続いてフランツとウェイマスがニューヨークへ移り、再び3人は共に活動するようになる。75年卜-キング・ヘッズと名他ナられたこのバンドは、そのインテリジェンスに満ちたライヴ・パフォーマンスが絶賛を浴び、当時のニューヨーク・パンク・バンドのひとつとして知られるようになっていった。やがて77年にシングル「ラヴ・コース・トウ・ビルディング・オン・ファイヤー」でデビュー。その直後ジェリー・ハリソン(g)力伽入してヘッズは4人編成となり、同年ファースト・アルバム『サイコ・キラー’77』をリリース、マスコミや評論家に高い評価を得る。またこれを聴いて興味をもったブライアン・イーノが彼らのプロデュースを申し出て、セカンド『モア・ソングス』(78年)を制作、79年の『フィア・オブ・ミュージック』にはイーノに加えてロバート・フリップも参加している。続いて80年にリリースした『リメイン・イン・ライト』は彼らとイーノの作り出した最高傑作で、アフリカン・ミュージックを彼らなりに消化し、新しい時代を切り開いた1枚といえる。その後82年にかけて、グループとしての活動を休止し、メンバーはソロ活動を盛んに行った。モダン・ダンスのトワイラ・サーブのために書いた作品をまとめた『キャサリン・ホウィーノりなどを制作、ティナとグリス夫妻はトム・トム・クラブというプロジェクトを結成し、ダンサブルな『おしゃべり魔女』をリリース。ジェリーもソロ・アルバム『赤と黒』を制作した。バンドとしては、82年に2枚組の『トーキング・ヘッズ・ライウ』を発表したが、オリジナル・アルバムは83年の『スピーキング・イン・タングス』まで待つことになる。84年にはライヴ・ドキュメント・フィルム『ストップ・メイキング・センス』が公開され、その斬新な映像が話題を呼び、同タイトルのサントラ盤もリリースされた。85年、4人のメンバーを基本にすえた、ヘッズ本来のサウンドに戻った『リトル・クリーチャーズ』を発表。その後、バーンは初めて監督、脚本を手がけた映画『トゥルー・ストーリーズ』の制作に入る。そして86年、映画に使った楽曲を収めた同タイトルのアルバムをリリースした。88年にバンド色を強くした『ネイキッド』をリリースした後は、再びソロとして別々の活動が目立っていたが、91年ヴィム・ベンダース監督の『夢の涯てまでも』のサントラ盤に参加。久々にヘッズとして「サックス&ヴァイオリン」を発表して話題となった『ストップ・メイキング・センス』は彼らの活動を記録した同タイトルのフィルムのサントラ盤で、ライヴ盤でもある。イーノから離れて一時迷いがみられたものの、ここではそれがふっきれて、すっきりとシンプルなアレンジでのプレイ。ヘッズ本来のよさがうかがえる。刺激に飢えた知識人のインテリのお遊び。ぼくはかつてヘッズに対してそんな偏見を抱いていた。が、本盤と同名映画が偏見を吹っ飛ばした。デヴィッド・バーンの危ない目。痙攣ぎみの声。アクション。とんでもないビッグ・スーツ。ここにぼくはまぎれもないロックン・ロールを感じた。お笑いと紙に重の地点で炸裂する爆発的なかっこよさ。そこにはチャック・ベリーやリトル・リチャードの伝統が確実に息づいている。
エルヴィスプレスリー
ジェイムス・ブラウン
ビートルズ
ビーチボーイズ
ジミ・ヘンドリックス
ボブ・ディラン
スライ&ザ・ファミリー・ストーン
フィル・スペクター
レッド・ツェッペリン
カーティスメイフィールド
アニマルズ
チャック・ベリー
レイ・チャールズ
サム・クック
ザ・フォー・シーズンズ
バディ・ホリー
リトル・リチャード
ザ・ローリング・ストーンズ
ロックンロールについて
ザ・バンド
ジェフ・ベック
ビー・ジーズ
デビット・ボーイ
ザ・バーズ
カーペンターズ
シカゴ
エリック・クラプトン
グリーテンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル
クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング
ドゥービー・ブラザーズ
ドアーズ
イーグルス
マーヴィン・ゲイ
グランド・ファンク・レイルロード
ジェファンソン・エアプレイン
エルトン・ジョン
ジェニス・ジョプリン
キャロル・キング
キング・クリムゾン
ザ・キングス
ジョニ・ミッチェル
ヴァン・モリソン
ニルソン
ピンク・フロイド
ラスカルズ
オーティス・レディング
ルー・リード
スモーキー・ロビンソン
トッド・ラングレイ
サンタナ
サイモン&ガーファンクル
Tレックス
ジェイムス・テイラー
タワー・オブパワー
ザ・ベンチャーズ
ザ・フー
スティーヴィー・ワンダー
フランク・ザッパ
ロックの黄金時代
ザ・クラッシュ
ジョージクリントン
フィル・コリンズ
カルチャー・クラブ
アース・ウインド&ファイアー
ダリル・ホール&ジョン・オーツ
ガイルズ・バンド
マイケル・ジャクソン
ビリー・ジョエル
キッス
ジョン・レノン
リトル・フィート
マドンナ
ボブ・マーリィ
ポール・マッカートニー
クイーン
ロキシー・ミュージック
レオン・ラッセル
ボズ・スギャッグス
セックス・ピストルズ
ブルース・スプリングスティーン
スティーリー・ダン
トーキング・ヘッズ
ヴァン・ヘイレン
ワム!
70年代から80年代のロックシーン
ベイビーフェイス
ボン・ジョヴィ
エルヴィス・コステロ
ピーター・ガブリエル
ガンズ・アンド・ローゼズ
ガイ
ジェフ・リン
メタリカ
ニルヴァーナ
プリンス
パブリック・エナミー
RUN-D.M.C
スティング
ザ・タイム
U2
スティーヴ・ウィンウッド
ニール・ヤング
ZZトップ
80年代から90年代のロックシーン