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ジェイムス・テイラー~音楽サークルSEA SPARROWS東京

ジェイムス・テイラー

今では当たり前になった、いわゆるシンガー・ソングライターの元祖ともいうべき存在がこのジェイムス・テイラーである。彼の作り出すヒューマン・タッチのナンバーとスイートなヴォーカル・スタイルは、その後のシンガー・ソングライターのひとつのスタイルとなっていった。1948年3月12日、彼はボストンで医者の息子として生まれた。彼の兄弟アレックス、ケイト、リヴィングストンのいずれもがシンガーという音楽一家で育った彼は、15歳のときにギタリストのダユー・クーチマーとコンビを組み、フォークソング・コンテストで優勝したりするその後精神衰弱になり、18歳ごろまで療養生活を送る。回復後ニューヨークに進出し、クーチマーらとフライング・マシーンという4人組グル-プを組んで活動した。しかしグループは67年に解散し、彼はクーチマーの紹介でイギリスに渡る。ビートルズが設立したアップル・レコードのオーディションに見事合格し、69年にデビュー・アルバム『ジェイムス・テイラー』をリリースする。だがアップルとはその1枚で契約解除され、彼はアメリカに戻る。そこで彼はワーナー・ブラザーズと契約し、70年に『スイート・ベイビー・ジェイムス』をリリース。「ファイアー・アンド・レイン」が全米3位のヒットとなり、アルバムも3位を記録ー躍注目を集めるようになっていった。また翌71年にはアルバム『マット・スライド・スラム』からシングル・カットされた「きみの友だち」(キャロル・キングのナンバ-)が全米No.1を記録し、彼の人気も揺るぎないものになっていった。72年にはシンガー・ソングライターのカーリー・サイモンと結婚し(82年に離婚)、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。その後も『ワン・マン・ドック』(72年、4位)、『ゴリラ』(75年、6位)、『』.T.』(77年、4位、『フラッグ』(79年、10位)などといったヒッ卜・アルバムをコンスタントに発表し、現在も精力的に活動している。また『ワン・マン・ドック』に参加していた彼のバック・バンドが、ザ・セクションとして独立し、いわゆるフュージョン・サウンドの原点のような演奏を聴かせたり、『ウォーキング・マン』(74年)、『ゴリラ』などでジャズ的な要素を盛り込んだサウンドを聴かせたりと、サウンド面でもその後の音楽シーンに大きな影響を与えている。『ワン・マン・ドック』は72年にリリースされた、彼の4作目。ダユー・ク一チマー(g)、リー・スクラー(b)、クレイグ・夕Lジ(key)、ラス・カンケル(ds)というザ・セクションのメンバーを中心に、ブレッカー・ブラザーズ、キャロル・キング、リング・ロンシュタットらが参加し、より幅広いサウンドを披露した。もちろん彼のスイートなヴォーカルと繊細なアコースティック・ギターもタップリとフィーチュアされ、リラックスした雰囲気のアルバムとなっている。といってもジャズやR&Bの要紊を盛り込んだり、18曲の楽曲をひとつの組曲風に聴かせるなど、なかなか凝ったプロデュースが施されていて、飽きさせない。このアルバムからは「寂しい夜」が全米14位のヒットとなった。生ギターを抱えたシンガー・ソングライターというとついフォーク調のものを思い描きがちだが、この人は違う。ジャズ、ラテン、ゴスペル、R&B、ロックン・ロール……様々な音楽陛をたった一本の生ギターと独特のファンキーな歌声とで表現しきってしまう。歌詞・メロディー面で本盤に先駆けてヒットした『スイート・ベイビー・ジェイムス』や『マット・スライド・スリム』に軍配が上がりそうだが、サウンドも含めた全体像では本盤がベスト。
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