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グランド・ファンク・レイルロード~音楽サークルSEA SPARROWS東京

グランド・ファンク・レイルロード

60年代後半から70年代前半にかけて、ブリティッシュ一辺倒だったハード・ロック・シーンに突如登場したアメリカン・ハード・ロック・バンド、それがグランド・ファンク・レイルロード(以下GFR)だった。彼らが、それ以後のアメリカン・ハード・ロック・シーンに与えた影響は計り知れないものがある。1968年にマーク・ファーナー(g、vo)、ドン・ブリューワー(ds)、メル・サッチャー(b)の3人によって、アメリカ南部のライムライト・ギャレリーでGFRは結成された。結成して間もなくキャピトル・レコードと契約、69年7月のアトランタ・ホップ・フェスティヴァルで12万5千人の観客の前でデビューするという、まさにアメリカン・ドリームを象徴しているようなバンドだった。そして同年10月にデビュー・アルバム『グランド・ファンク・レイルロード登場』を発表し、ビルボード誌のアルバム・チャートで27位を記録するというヒットとなる。トリオという編成ながら大音量で迫力満点のサウンドと、そのエキサイティングなステージが大きな反響を呼んだ。翌70年には『グランド・ファンク』『クローサー・トウ・ホーム』『ライヴ・アルバム』、続く71年には『サバイバル』『戦争をやめよう』と、何と2年間で5枚ものアルバムを発表し、いずれも大ヒットという、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。また71年には、いまや伝説となった雷雨の後楽園球場での来日コンサートも行っている。72年になるとGFRはそのサウンドの幅をより広くするため、クレイグ・フロスト(key)を加入させて「不死鳥」を発表。その後グループ名をグランド・ファンクと変え、ドット・ラングレンをプロデューサーに迎えて『アメリカン・バンド』(73年)、『輝くグランド・ファンク』(74年)と2枚のアルバムを制作し、「アメリカン・バンド」「ロコモーション」という全米no1ヒットを生み出した。だがあまりにもコマーシャルな方向に進み過ぎたのがいけなかったのか、75年以降、アルバム・セールスがどんどん低下し、グランド・ファンクは76年暮れに解散してしまう。その後メンバーは各々ソロ活動をしていたが、81年にマーク、ドン、新メンバーのデニス・ペリンジャーでグランド・ファンクを復活させ、『グランド・ファンク復活』『ホワッツ・ファンク』の2枚のアルバムを制作するが、すぐに活動を停止してしまっている。73年にリリースされた『アメリカン・バンド』は彼らの絶頂期を代表する作品で、全米アルバム・チャートの2位を記録し、シングル「ミアメリカン・バンド」は彼らとしては初めての全米No.1のヒットとなった。プロデューサーはトッド・ラングレンで、トッドのホップ感覚とグランド・ファンクのハ-ドなサウンドが見事に融合し、その後のアメリカン・ハード・ロックのひとつのパターンを作り出した。タイトなリズムとホップなメロディーによるサウンドは、まったく時代を感じさせない普遍性を持っている。かつて日本のロック・コンサートは静かだった。演奏中に客が立ち上がったり声を出すなんてもってのほか。そんな奥ゆかしい日本人観客を初めて総立ちにさせた衝撃的なバンドがグランド・ファンクだ。1971年7月、後楽園球場での初来日公演。突然の雷雨の助けもあって観客3万人(含・萩原)は騒然。あの日、日本の観客はついに重い足カセを振り払い、演奏者の熱い挑発に力いっぱい身をまかせる快感を初体験した。永遠のパワー・バンドです。
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