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フランク・ザッパ~音楽サークルSEA SPARROWS東京

フランク・ザッパ

前衛的なことではこの人の右にでる者はいない超天才アーティスト、フランク・ザッパ(1940年12月21日生)。マザ-ズ・オヴ・インベンション(通称マザーズ)を率いて、66年8月にボブ・ディランのアルバムで有名なトム・ウィルスンのプロデュースによるアルバム『フリーク・アウト!』でデビュー以来、27年間に実に60枚近くものアルバムを発表し、ロック界のみならず現代音楽の分野でも高い評価を得ている。彼の発表する作品は常に計算がき届き、皮肉に満ちた詞やその驚異的なギター・テクニック、さらに彼を支える有能なミュージシャン逹の存在がその人気に拍車をかけている。69年のアルバム『ホット・ラッツ』(全英1位)で好評を得たザッパは、プログレ、ジャズ、R&B、オーケストラ音楽、とあらゆる要素を組み込む多彩な音作りでファンを獲得した。71年には「ハッピー・トゥギャザー」のヒット曲でおなじみの元タートルズ、マーク・ヴォルマンとハワード・ケイランの参加アルバム『フィルモアのマザ一ズ1971年6月』でステージの模様を発表。この年はキース・ムーン(フー)、リンゴ・スター(元ビートルズ)らをゲストに撮影した映画『ZOO/モーテルズ』も公開した。その後も精力的にアルバムを発表するが、中でも自己のレーベル、ディスクリートから74年にリリースした『アポストロフィ』でのジャック・ブルース(元クリーム)との共演はいまだ語り草となる素晴らしいものであった。76年に実現した初来日公演の模様は『虚飾の疑惑』の中の「ブラック・ナプキン」で聴くことができる。79年には名盤『シーク・ヤブーティ』を彼の新レーベル、ザッパ・レコーズより発表し高セールスを記録した。レコード会社と衝突するたびに彼は新レーベルを設立し、8L年には『ティンゼル・タウンの暴動』『ユー・アー・ホワット・ユー・イズ』『ザ・キタリス卜・ノウ』をパーキング・パンプキン・レコードから発表し好評を博す。また、現代音楽の傑作『LoNo.1onSymphonyOrchestra』(83年)やクラシック界の名士ピエール・ブレースとの『ThePerfectStranger,』(84年)など、口ックを超越した活躍ぶりで話題を提供した。85年にはレコード会社ばかりか教育関係者との戦いが始まり、ロック音楽の歌詞が若者に悪影響を及ぼすとする意見に対し、彼はアルバム『ザッパ検問の毋と出会う』の中で言論の自由を風刺を込めて主張、その信念と妥協のない態度が話題となる。近年、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』(72年)とは編集違いで登場したマザーズとふたりの共演が話題のアルバム『プレイグラウンド・サイコティクス』(92年)を発表したザッパは癌の噂があった現在はライヴ活動で復帰している。2枚組のデビュー・アルバム『フリーク・アウト!』は、世間をアッといわせたマザーズの記念碑的な作品。マザーズの前身であるソウル・ジャイアンツにザッパが参加後むりやり座長となり発表したいわく付きのアルバムである。R&Bやドウ・ワップ、さらにアヴァンギャルドなサウンドなど、何でもありの不思議な魅力を持った秀作、斬新な音作りに脱帽。めちゃくちゃやってるだけのようでいて、実は用意周到。この人は本当に音楽をよく知っていると思う。よく知っていて、心底愛している。だからこそ、デビュー・アルバムからいきなりこれほど強力な仕上がり。すべての基礎であるR&B、ロックン・ロールを知り抜いている男ならではの驚異のぶちこわし作業だ。過去の音楽のパロディから現在進行形の激しいメッセージ・ソングまで、この過激さはすごい。パンクなんかメじゃない。
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