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ロキシー・ミュージック~音楽サークルSEA SPARROWS東京

ロキシー・ミュージック

ロキシー・ミュージックはブリティッシュ・ロックの歴史の中に初めでモダンという言葉を持ち込んだグループだった。そのファッショナブルで口マンティックなサウンドは、その後のシーンに大きな影響を与えた。1970年11月、後にロキシー・ミュージックのリーダーとなるブライアン・フェリーは、ニューキャッスル大学時代からの友人グラハム・シンプソン(b)と共にバンド結成を決意して新聞にメンバー募集広告を出し、集まったのがアンディ・マッケイ(sax)と彼の友人のブライアン・イーノ(key)、そしてデクスター・ロイド(ds)、ロジャー・バン(g)だった。ロキシーと名付けられたこのバンド(後にアメリカに同名のバンドがいることが判明しロキシー・ミュージックと改名は早速リハーサルを開始するが、ロイドとバンはすぐに脱退し、再びオーディションによりデヴィッド・オリスト(g)、ポール・トンプソン(ds)が加入入する。71年後半からライヴ活動を開始するが、オリストは3か月で脱退し、同じオーディションを受けていたフィル・マンザネラが後任のギタリストとして加入する。72年に彼らはマネージメント、アイランド・レコードと相次いで契約し、キング・グリムソンの作詞を手がけていたピート・シンフィールドがプロデュースを担当したアルバム『ロキシー・ミュージック』でデビューを飾る。このアルバムはいきなり全英でトップ10入りを果たし、シングル「ヴァージニア・ブレイン」も4位を記録ー躍人気者となった。しかしアルバム録音後シンプソンが脱退、リック・ケントンが後任として加入する彼も半年で脱退、その後バンドはレギュラー・ベーシストを置かず、そのつどセッション・ミュージシャンを参加させるという形態になる。また73年に全英No.1となったセカンド『フォー・ユア・プレジャー』発表後、今度はイーノが脱退し、エデイ・ジョブソン(key,vln)が加入する。またこの年、フェリーは初のソロ・アルバム『愚かなり、わが恋』もリリースしている。その後『ストランデッド』(73年)、『カントリー・ライフ』(74年)、『サイレン』(75年)と快作をコンスタントにリリースするが、各メンバーの興味がソロ活動に移り、彼らは76年6月に活動休止を宣言、解散説も流れる。しかし78年8月、フェリーの呼びかけでジョブソンを除く4人が再び集まり、ロキシー・ミュージックは復活する。そして『マニフェスト』を発表するが、トンプソンが交通事故で指を骨折口説退。その後『フレッシュ・アンド・ブラッド』(80年)、『アヴァロン』(82年)とアルバムを発表するが、その後自然消滅的に活動を休止、84年に正式に解散が表明されている。『アヴァロン』は82年にリリースされたロキシー・ミュージックのラスト・アルバムであり、最高傑作。フェリー、マッケイ、マンザネラの3人に、あとはセッション・ミュージシャンを加えてレコーディングされている。フェリーの美意識が極限にまで具体化され、空間がありながらスキひとつないサウンドが展開されている。ロマンティックでファンタスティックな音世界はまさに彼らの独壇場だ。個人的にはブライアン・フェリーの曖昧な唱法は好きじゃないのだが。しかし、彼のR&Bノソウルに対する独特のアプローチ法にはそれなりの興味を感じる。本作でもフェリーならではの屈折したR&Bへの愛情が聞き取れて面白い。さらに、エンジニアリングを担当したボブ・クリアマウンテンによる絶妙のエコー処理も新鮮だった。フェリーのソロ・アルバムでは他アーティストの名曲をカヴァーした73年の『愚かなり、わが恋』がいい。
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