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ニルヴァーナ~音楽サークルSEA SPARROWS東京

ニルヴァーナ

1993年のミュージック・シーンで最も注目を集めている街、それはニューヨークでもロサンゼルスでもなくアメリカの西海岸に面したワシントン州の中都市、シアトルだ。ジミ・ヘンドリックスの出身地でもあるこの街がこれはどの話題となったのは、ここから生まれだグランジ・ロックのブームによるところ大だが、そのきっかけとなったのが91年のメジャー・デビュー作『ネヴァーマインド』で全米を席捲したニルヴァーナの衝撃的登場だった。カード・コバーン(vo,g)とグリス・ノヴォセリック(b)のふたりによって結成されたニルヴァーナは当初、ドラマーを固定せずにワシントン州を中心としたライヴ活動をしていた。やがてチャド・チャニング(dS)が正式メンバーとなり、88年にグランジ・ロックの発信源であるシアトルの有名インディー・レーベル、サブ・ポップカゝらデビュー・シングル「ラヴ・バズ」を発表した。また同年にリリースされた、サブ・ホップを全世界のアンタリグラウンド・ロック・ファンに知らしめた同レーベルのサンプラー・オムニバス盤『サブ・ホップ200』に「スパンク・スルー」という曲で参加したニルヴァーナはイギリスの音楽誌を中心に高い評価を受け、その名前はインディー・シーンで知られる存在となっていった。翌89年、6日間でレコーディングしたというデビュー・アルバム『ブリーチ』をサブ・ホップから発表。ホップでシンプルでありながら、どこか湿り気を帯びたメロディー・ライン。重苦しいムードを漂わせながら、時にスラッシュ・メタルさながらに激しくうねるギター主導のサウンド。カート自身が俺達のサウンドはブラック・フラッグやブラック・サバスにかきまわされたナックとベイ・シティ・ローラーズみたいなもの」と言う言葉どおり、重く憂鬱な雰囲気の中に激しさと穏やかさが共存する彼ら独自のサウンドがここに完成した。同年、英欧ツアーを成功させたがチャドが脱退。代わりに元メルヴィンズのデイヴ・グロウル(dS)が加入入し、現在のラインナップが完成する。9年にシングル「スライヴァー」をリリースした後、メジャー・レーベルのゲフィンと契約。翌91年5月、ハード・コア寄りの重いインディー・サウンドを得意とするバッチ・ヴィグをプロデューサーに迎えた『ネヴァーマインド』で遂にメジャー・デビューを飾り、アルバム(全米1位)、シングル「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」(全米1位)ともに大ヒットさせた。91年10月には初来日を果たし、日本のファンを魅了した。92年12月、初期の作品やヴァセリンズのカヴァー曲を含むレア・トラック集『インセスティサイド』が発表さ糺いまだある勢いを印象づけた。大ヒットを言己飼1した1曲目の「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」から内省的なチェロの演奏に導かれた静けさ漂う12曲目の「サムシング・イン・ザ・ウェイ」までを収めた『ネヴァーマインド』は、91年5月リリースのメジャー・デビュー作(通算2作目)。苛立ぢや憂鬱などの感情を激しくて穏やかなサウンドに乗せて爆発させる、現代ストリート・ロックの名グランジ・ロックと哨ざれるアーティストの中で、もしかしたらニルヴァーナは最もオーソドックスな方向性を持ったバンドかもしれない。破壊的ではあっても無秩序ではない。過去の雑多な音楽性を柔軟に吸収しているような手触りがある。屈折は激しいけれども、それゆえの狂乱というか。切迫感というか。こいつがひたすら憂鬱な時代の気分を切実に反映しているのは事実。精神的には確かに9年代ならではの白人ロックなのだろう。
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