音楽サークルSEA SPARROWS東京

ジェフ・ベック~音楽サークルSEA SPARROWS東京

ジェフ・ベック

孤高のギター・ヒーローシェフ・ベックはそんな言葉がピッタリの、ワン・アンド・オンリーな、偉大なるギタリストである。1944年6月24日、イギリス・サリー州のウェリントンに生まれた彼は、13歳で自作のエレクトリック・ギターをラジオにつないで練習していたという。そして15歳から地元のバンドで活動を始める。63年にプロとしてデビュー、65年3月にはジミー・ペイジの紹介でヤードバーズに参加し、その非凡な才気を感じさせるタイトなギター・ソロやフィード・バックを効果的に使った奏法で人気を呼んだ。だが健康上の理由もありヤードバーズを66年12月に脱退、ソロとして活動を始める。そしてロット・ステュワート(vo)、ロン・ウッド(b)、ミッキー・ウォーラー(ds)による第1期シェフ・ペック・グループを結成し、『ドゥルーズ』(68年)、『ベック・オラ』(69年、ドラムはトニー・ニューマン)を発表しー躍ギター・ヒーローとなっていった。しかしグループはアルバム2枚で解散し、彼は元バニラ・ファッシのティム・ボガート(b)、カーマイン・アピス(ds)とニュー・グループの構想を練るが、69年11月に交通事故にあい、長期休養を余儀なくされる。71年に復帰した彼は、マックス・ミドルトン(key)、コーシー・パウエル(ds)らと第2期シェフ・ベック・グループを結成し、『ラフ・アンド・レディ』(71年)、『シェフ・ベック・グループ』(72年)を発表、健在を印象づけるが、彼の性格によるものかまたまた2枚でグループは解散。72年9月にかねてから念願だった、ボガート、アピスとトリオを結成、『ベック・ボガー卜&アピス』(73年)、『ライヴ・イン・ジャパン』(73年)をリリースするこれまたすぐに解散してしまう。そして75年、ペックは全編インストゥルメンタルによるアルバム『ブロウ・バイ・ブロウ』をリリースし、そのジャズ・フィーリングあふれるサウンドとギター・プレイで音楽シーンに大きな衝撃を与えた。その後ジャズ系のキーボード奏者ヤン・ハマーらと組み、『ワイアード』(76年)、『ライヴ・ワイアー』(77年)とフュージョン色の強いアルバムをリリースし、多くのギタリストに大きな影響を与えた。その後も『ゼア・アンド・バック』(80年)、『フラッシュ』(85年)、『ギター・ショップ(89年)と寡作ながら内容の濃いアルバムを発表し、孤高のギター・ヒーローとしてロック・シーンに君臨し続けている。『ベック・オラ』は69年にリリースされた第1期シェフ・ベック・グループのセカンド・アルバム。ベックとロット・スチュワートのコンビネーションが頂点に達した瞬間をとらえた傑作である。「監獄ロック」の名演をはじめ、ペックとロットががっぷり四つに組んだスリリングな共演は、これぞロックの醍醐味といえるだろう。各種エフェクターや独特の奏法を駆使したベックのギター・プレイも魅力にあふれている。またこのアルバムから参加した名手ニッキー・ホプキンス(p)、トニー・ニューマン(dS)、ロン・ウッド(b)らの力演も見逃せない。一匹狼という形容がぴったりくるベックだけれど実は彼がいちばん輝いているのはバンドのリード・ギタリストとして演奏しているときじゃないかと思う。特に本盤を含む第1期シェフ・ペック・グループ時代。硬質で、粗暴で、攻撃的で、ヘヴイなギターを聞かせていたこの時期のベックは最高だ。桁違いのテクニックを駆使し、アンサンブルの隙間を突いて凄まじい勢いで切れ込んでくるプレイには、脱帽するしかない。
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