音楽サークルSEA SPARROWS東京

アース・ウインド&ファイアー~音楽サークルSEA SPARROWS東京

アース・ウインド&ファイアー

R&B、ファンク、ジャズ、ロック、ブルース、ワールド・ミュージックなどといったあらゆる音楽の要素を取り込み、その抜群のセンスと圧倒的な演奏力で音楽シーンを駆け抜けた伝説のグループ、それがアース・ウインド&ファイアー(以下EW&F)だ。EW&Fはリーグ・-のモーリス・ホワイトを中心に、1970年に結成された。ラムゼイ・ルイス・トリオのドラマーだったモーリスは、69年にシカゴで自分のグループを結成し、「ラ・ラ・タイム」というシングルをリリースするが、ローカル・ヒットに留まった。そこで彼はロサンゼルスに進出し、弟のヴァーダイン(b)らと共にEW&Fを結成、ワーナー・ブラザーズから『アース・ウインド&ファイアー』でデビュー。翌71年にはセカンド・アルバム『愛の伝導師』をリリースするが、メンバーの音楽的方向性に違いが生じ、いったん解散してしまう。そこでモーリスとヴァーダインはデンヴァーで出会ったヴォーカリストのフィリップ・ヘイリーや彼のバンド仲間だったラリー・ダン(key)、さらにオーディションでローランド・バウティスタ(g)、ロニー・ロウズ(sax)らを加えてEW&Fを再編し、72年にCBSから『地球最後の日』をリリースする。翌74年の『ブラック・ロック革命』でまたメンバー・チェンジを行い、アル・マッケイ(g)、アンドリュー・ウールフォーク(sax)、ラルフ・ジョンソン(ds)といった、全盛期のメンバーがほぼそろう。ソリッドなリズムとタイトなホーン、モーリスとフィリップのツイン・ヴォーカルをフィーチュアした彼らのサウンドは次第に人気を集め、75年の『暗黒への挑戦』が全米No.1になったのをきっかけに、『灼熱の狂宴』(75年)、『魂~スピリット』(76年)、『太陽神』(77年)、『黙示録』(79年)とベスト・テン・ヒットを連発し、スーパー・グループになっていった。またマジックなどを取り入れた大掛かりなステージも大きな話題を呼んだ。だが80年代に入るころからその人気も陰りを見せ始め、「レッツ・グルーヴ」(3位)、「フォール・イン・ラヴ・ウィズ・ミー」(17位)などのヒットを飛ばすものの、グループとしてのパワーは次第に弱まり、83年の『エレクトリック・ユニバース』でいったん活動を休止する。その後メンバーはソロ活動を始め、フィリップは「イージー・ラヴァー」というNO1ヒットを放ったが、87年にモーリス、フィリップ、ヴァーダインらにより再結成。現在も単発的にだが、EW&Fとしての活動を続けている。彼らの8作目にあたる『魂~スピリット』は76年秋にリリースされたヒット俟チャートでは最高2位止まりだったが、CBS史上6枚目のダブル・プラチナ・アルバムになった。アルバム制作中に彼らのプロデューサーであったチャールズ・ステップエーが急死するという不幸なできごとがあったが、その悲しみを乗り越えて制作された。このアルバムでEW&Fサウンドが完全に確立されたといえる。フィリップ・ヘイリーの天使のファルセット・ヴォイス、タイトなホーン・アンサンブル、ファンキーなリズム、そして宇宙的なイメージと、EW&Fの魅力がすべて詰め込まれた傑作だ。ダンス・フロアの女の子にギトギトのリビドーをぶちまけていたかと思えば、次の瞬間、今度は突如宇宙の果てまでテーマを広げてしまったり。このワケのわからない大風呂敷なコンセプトの振り幅こそ、ファンクならではの持ち味だ。そうぃう大風呂敷路線をもっともホップな形で周到に展開してみせたのがEW&Fだろう。本盤のころはバンドにも素晴らしい勢いがあったため、根拠なく壮大で、かつ神秘的なコンセプトも素直に受け止められる。
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