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ザ・フォー・シーズンズ~音楽サークルSEA SPARROWS東京

ザ・フォー・シーズンズ

アメリカン・ポップス史上、最も成功したイタリア系白人ドゥーワップ・グループ、フォー・シーズンズ。60年代のポップス・シーンをリードし、スタイルを変えながらも常に質の高い音楽を生産してきたグループだ。変幻自在なファルセット・ヴォイスで特に女性ファンを魅了したフランキー・ヴァリを中心に、明朗快活なハーモニーとユニークなリズム・アレンジで聴力せるそのポップスには、終始一貫してエンターテインメントの醍醐味があふれていた。フォー・シーズンズはヴァリ(37年5月13日生)を中心にニュージャージー州ニューワークで結成されたグループを母体としている。彼らの本格的活動は、その後、作曲面でのイニシアティヴをとるボブ・ゴーディオ(42年11月17日生)の参加した960年からで、マイナー・レーベルから数枚のシングルをリリースした後、62年にヴィー・ジェイ・レコードと契約。ヴァリ、ゴーディオ、ニック・マッシ(35年9月19日生)、トミー・デヴィート(36年6月19日生)の4人組で同年リリースした「シェリー」が9月から5週間チャートNo.1に輝きー躍スターダムにのしあがった。続く「恋はヤセがまん」「恋のハリギリ・ボーイ」も一位となり、3曲連続No.1というプレスリー以来の快挙を成し遂げた彼らはその人気を不動のものとした。その後も数々のヒットを放ち、64年にフィリップスに移籍した後も「悲しき朝やけ」(全米3位)を皮切りに「ロニー」(同6位)、「悲しきラグ・ドール」(同1位)、「セイヴ・イット・フォー・ミー」(同10位)、「バイ・バイ・ペイビー」(同12位)、「レッツ・バング・オン」(同3位)、「君のもとに帰りたい」(同9位)、「雨に言っておくれ」(同10位)、「カモン・マリアンヌ」(同9位)などのヒット曲を立て続けに発表。その人気を背景にヴァリもソロとして67年4月発表の「君の瞳に恋してる」(同2位)をヒットさせた。しかし、彼らの人気は60年代末には衰え、71年にモータウンと契約した時点ではオリジナル・メンバーはヴァリとゴーディオのふたりだけとなった。ソロ活動を続けるヴァリは75年に「君の面影」(同1位)ほか3曲のヒット曲を発表するが、フォー・シーズンズもまた同年のワーナー・ブラザーズへの移籍を機に、ディスコ・ブームを意識した曲「愛はまぼろし」(同3位)や11年ぶりのNo.1ヒット「1963年12月(あのすばらしき夜)」で見事なカムバックを果たした。77年、ヴァリはグループの解散を表明するが、78年に映画のテーマ曲「グリース」(同1位)の大ヒットを生み、ソロとしての円熟ぶりを示した彼は、80年にフォー・シーズンズの再結成に踏みきる。84年には、不発に終わったもののライバル関係にあったビーチ・ボーイズと「イースト・ミーツ・ウェスト」で夢の共演を実現させるなど、その後も数々の話題を提供した。85年の『ストリートファイター』以来、実に6年ぶりにリリースされたこの『ベスト・オブ…』はヴィー・ジェイ時代(1~4曲目)、フィリップス時代(5~14曲目)、ワーナー・ブラザーズ時代(15~17曲目)、フランキー・ヴァリのソロ(18~20曲目)と、ヒット曲を大別しながら80年代以前のフォー・シーズンズの歴史をまとめて聴かせてくれる。まさに豪華な作品だ。フォー・シーズンズの人気が爆発したのは、50年代後半に誕牛した粗野なロックン・ロールのエネルギーが弋気に減少し、ニューヨークノフィラデルフィア系の洗練されたティーン・アイドルたちが人気を博していた時代、こうしたアイドル・ホップのスタイルと、昔ながらの泥臭い黒人ヴォーカル・グループのスタイルを絶妙のバランスで融合してみせたのがフォー・シーズンズだった。60年代の東海岸ポップスの最良の部分がここにある。
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