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クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング~音楽サークルSEA SPARROWS東京

クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング

人気ミュージシャンが集まったグループをスーパーグループとよくいうが、このクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(以下CSN&Y)はまさにそんなスーパー・グループの元祖ともいうべきグループであった。元バッファロー・スプリングフィールドのスティーヴン・スティルス、元ザ・バーズのデヴィッド・クロスビー、元ホリーズのグラハム・ナッシュが出会い、グループを結成したのが1969年。彼らはアルバム「クロスビー、スティルス&ナッシュ」をリリースし、そのアコースティック・ギターを中心としたサウンドと美しいハーモニー・ワークで注目を集め、アルバムも全米6位を記録。またシングル・カットされた彼らの代表曲でもある「組曲:青い眼のジュディ」も21位を記録するヒットとなったほか、この年のグラミー賞最優秀新人賞も獲得した。その後彼らはニール・ヤングを加え、CSN&Yとなり、あのウッドストックに出演して大絶賛を浴び、名実共にスーパー・グループの仲間入りを果たしていった。70年初頭に発表したアルバム『デジャ・ヴは予約だけで200万枚を突破するという大ヒット・アルバムとなり、もちろんヒット・チャートのNo1を記録、3曲のシングル・ヒットも生み出した。またケント州立大学で4人の学生が州兵に射殺された事件を歌ったヤング作の「オハイオ」をシングルとしてリリースし、話題を呼んだりもした(全米14位)。同じ年彼らは全米ツアーを行い、そのときのライヴ・アルバム『4ウェイ・ストリート』が71年にリリースされるが、もともとソロ・アーティストの集合体である彼らはグループとしては長続きせず、そのころにはすでに解散状態となっていた。その後スティルスとヤングはソロ・アーティストとして(スティルスはマナサスというグループも結成)、またクロスビーとナッシュはデュオ・チームを組んだりして活動。77年にはCS&Nとして再結成し、アルバムを4枚発表しているほか、スティルスとヤングがバンドを組んだり(76年)、CSN&Yで非公式のレコーディングを行ったり(73、74、76年)とついたり離れたりしていたが、88年には4人によるフル・アルバム『アメリカン・ドリーム』をリリースし、ファンを喜ばせた。また91年にはCS&Nで初来日を果たしたりと、現在も様々なフォーマットで活動を続けている。『デジャ・ヴ』はN&Yの唯一のスタジオ録音盤であり(再結成作を除く、4人の個陛が見事に発揮された名作である。ジョニ・ミッチェルの曲で、あのウッドストック・フェスティヴァルのことを歌った「ウッドストック」、映画『小さな恋のメロディ』の挿入歌にもなったナッシュの「ティーチ・ユア・チルドレン」などといったヒット曲のほか、ブルース色の強いクロスビーの「カット・マイ・ヘア」、スティルスの代表作「キャリー・オン」、ヤングの初期の代表作「ヘルプレス」など、4人4様の曲調が集まっているにもかかわらず、アルバムとしての統一感もあり、まさに奇跡的な作品となっている。4人の一糸乱れぬハーモニーがこの上なく美しい。C、S、N、Yの4人にドラマーとベーシストを加えた6人編成でずらり立ち並ぶ、いかにもバンドらしいアルバム・ジャケットが印象的だ。が、このアルバムの音にはいわゆる通常のバンドらしさなどカケラもない。激しいライバル意識と、互いを尊敬する気持ちと。そのせめぎ合いが4人の間にこの上ない緊張感を生み出し、薄氷の上でぎりぎりのバランスを保っているかのような音世界を作り上げた。長続きしなかったのも無理はない。
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