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ビーチボーイズ~音楽サークルSEA SPARROWS東京

ビーチボーイズ

30年以上の長きにわたり、ホップ・ミュージックの枠を超え、アメリカを象徴するバンドとして今も第一線で活躍中のビーチ・ボーイズは、ブライアン(42年6月20日生)、テエス(44年12月4日生)、カール(46年12月21日生)のウィルソン3兄弟、彼らの従兄弟にあたるマイク・ラヴ(41年3月15日生)、そしてブライアンとは高校時代の同級生だったアル・シャーティン(42年9月3日生)の5人組で結成された。1961年、マイナー・レーベルら発表された「サーフィン」地元カリフォルニアを中心に話題を呼び、翌62年4月キャピトル・レコードとの契約に成功。ファースト・シングル「サーフィン・サファリ」が14位に入るヒットを記録し、彼らのサーフィン&ホット・ロット・ミュージックは、たちまち若者の心をとらえた。続く名曲「サーフィンUSA」で、彼らは、カリフォルニアから、全米No.1のバンドへと成長した。その後もヒット曲を量産し、「サーファー・カール」「アイ・ゲット・アラウンド」などの名曲を生み続けた。しかし65年を目前にして、グループの要として活躍してきたブライアンが神経衰弱のため、その後のツアーの不参加を表明。レコーディングのみのメンバーとなったブライアンに代わりブルース・ジョンストン(44年6月2日)が加入した時グレン・キャンベルも参加していたが間もなく脱退。グループはその後も「ヘルプ・ミー・ロング」など、コンスタントにヒット曲を生み、ツアーを続けるが、ブライアンの卓越した創造力との兼ね合いで66年5月には、それまでのビーチ・ボーイズ・サウンドの殼を打ち破るかのごとく、問題作『ペット・サウンズ』を発表する。70年代に入ると人気面で苦戦し、低迷期に入る。だが74年にアメリカで巻き起こったオールディーズ・ブームでベスト盤『終わりなき夏』がチャートの首位に輝き、見事第一線にカムバックする。76年にはブライアンが11年ぶりにステージに登場し、79年に江の島で開催されたジャパン・ジャムで、14年ぶりに再来日を果たした。その後、テュスの死(酒に酔いマリナ・デル・レイの沖合で83年12月28日に水死)で、グループ活動も暗礁に乗り上げたが85年に活動を再開。88年には、映画『カクテル』の挿入歌「ココモ」が22年ぶりにチャートの首位を獲得し、その健在ぶりを大きくアピールした。現在はまたしてもブライアンが、ソロ活動のためグループを離れ(92年、彼抜きで三度目の来日が実現)、グループとはそれぞれ別の道を歩んでいる。人気絶頂期にあったビーチ・ボーイズが、65年3月に発表した『ビーチ・ボーイズ・トゥディ』は通算9枚目のアルバム。本作からは、アル・シャーティンの歌う「ヘルプ・ミー・ロング」が64年の「アイ・ケット・アラウンド」に続いて通算2枚目のヒット・シングルとなった。山下達郎もカヴァーした、「プリーズ・レッド・ミー・ワンタ2」も収録されている。『ペット・サウンズ』『オール・サマー・ロング』と並ぶ彼らの代表作だ。ブライアンの陰とマイクの陽。このコントラストがビーチ・ボーイズ・サウンドの核だ。夏の夕暮れ時にふとよぎる淋しさ=ブライアン。スカッと晴れ上がった楽しい夏=マイク・ラウ両者がいいバランスで拮抗していた最後のアルバムが、本盤『トゥデイ』だろう。66年にリリースされた『ペット・サウンズ』は確かに超名盤だけれども、それはあくまでもブライアン個人の作品としての評価。そこにはかつての幸福なバランスはない。
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