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グリーテンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル~音楽サークルSEA SPARROWS東京

グリーテンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル

60年代後半から70年代初頭にかけて、短くも強烈な印象を残したアメリカン・バンド、それがグリーテンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(以下CCR)であった。ロックン・ロール、リズム&ブルース、カントリー&ウェスタンといったルーツに根ざした彼らの音楽性は、当時のミュージック・シーンの中でも泥臭さを感じさせ、むしろ異彩すら放っていた。CCRは、1959年にカリフォルニア州バークレーでトム・フォガティ(41年11月9日生)を中心に、その弟ジョン・フォガティ(45年5月28日生)、スチュ・クック(45年4月25日生)、ダグ・クリフォード(45年4月24日生)の4人で結成された。地元のアマチュア・バンドとして活動していた彼らにとって、転機がやってきたのは、64年のことであった。地元のレコード会社であるファンタジーのオーディションに見事・合格するうグループ名(レコード会社の一方的な命名で、4人は渋々了解したらしい)でシングルを数枚発表するが、そのほとんどは不発に終わる。だ68年にグループ名をCCRに変えて発表した再デビュー曲「スージーQ」フラワー・ムーヴメントで沸き上がる地元サンフランシスコを中心に火がつき始め、トップ20入りを果たす。そんな盛り上がりの中で発表された2枚目のアルバム『バイヨー・カントリー』からのシングル「プラウド・メアリー」が第2位まで上がりー挙にスーパー・グループの座を手中にする。続く『グリーン・リヴァー』では初のNo.1を獲得し、同名のシングルと「バッド・ムーン・ライジング」がミリオンセラーに輝いている。その後も『ウィリー・アンド・ザ・プレイボーイズ』『コスモス・ファクトリー』と名作を制作し、「トラベリング・バンド」などのシングル・ヒットも連発するなど、68~70年かけてのCCRは、間違いなくアメリカのトップ・グループとしてシ-ンをリードしていた。しかし、71年に弟ジョンに主役の座を奪われていたトム・フォガティが脱退してしまう(脱退後の彼は、数枚のアルバムを制作するなど地道に活動していたが、91年に他界している)。このころから人気に陰りが見え始め、「スィート・ヒッチハイカー」のトップ10ヒットを放つものの、全盛期の勢いはなく、ついに72年10月解散を表明し、その歴史に幕を閉じた。バンドの中心人物であったジョン・フォガティは、解散後、ブルー・リッジ・レンジャーズ名義で、ひとり多重録音のアルバムを発表し「ジャンバラヤ」などのスマッシュ・ヒットを放っている。又、84年に発表されたアルバム『センターフィールド』が見事全米NO1に輝き、CCRファン感動のカムバックも果たしている。アメリカ、イギリス両国でNo.1を獲得した『コスモス・ファクトリー』は、彼らの通算5枚目。本作からは、解散後にリヴァイバル・ヒットした「悲しいうわさ」(76年)を含めると、「トラベリン・バンド」「アップ・アラウンド・ザ・ベンド」「ルッキン・アウト・マイ・バック・ドア」ほか、実に7枚ものシングル・ヒットが生まれた。アメリカで最も偉大なシングル・オリェンテッド・ロックン・ロール・バンドとも評されるCCR。60年代後半のアメリカで唯一、純粋にロックン・口-ルと呼べる音楽をプレイしていた見上げた連中だった。ロイ・オービソン、エルヴィス・プレスリー、マーヴィン・ゲイらのカヴァーを含む本盤は彼らにとってのルーツを再確認した1枚。西海岸の都会っ子たちが南部のルーツ音楽へ熱いまなざしを送っている。その様子が爽快だ。
エルヴィスプレスリー
ジェイムス・ブラウン
ビートルズ
ビーチボーイズ
ジミ・ヘンドリックス
ボブ・ディラン
スライ&ザ・ファミリー・ストーン
フィル・スペクター
レッド・ツェッペリン
カーティスメイフィールド
アニマルズ
チャック・ベリー
レイ・チャールズ
サム・クック
ザ・フォー・シーズンズ
バディ・ホリー
リトル・リチャード
ザ・ローリング・ストーンズ
ロックンロールについて
ザ・バンド
ジェフ・ベック
ビー・ジーズ
デビット・ボーイ
ザ・バーズ
カーペンターズ
シカゴ
エリック・クラプトン
グリーテンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル
クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング
ドゥービー・ブラザーズ
ドアーズ
イーグルス
マーヴィン・ゲイ
グランド・ファンク・レイルロード
ジェファンソン・エアプレイン
エルトン・ジョン
ジェニス・ジョプリン
キャロル・キング
キング・クリムゾン
ザ・キングス
ジョニ・ミッチェル
ヴァン・モリソン
ニルソン
ピンク・フロイド
ラスカルズ
オーティス・レディング
ルー・リード
スモーキー・ロビンソン
トッド・ラングレイ
サンタナ
サイモン&ガーファンクル
Tレックス
ジェイムス・テイラー
タワー・オブパワー
ザ・ベンチャーズ
ザ・フー
スティーヴィー・ワンダー
フランク・ザッパ
ロックの黄金時代
ザ・クラッシュ
ジョージクリントン
フィル・コリンズ
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ガイルズ・バンド
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ビリー・ジョエル
キッス
ジョン・レノン
リトル・フィート
マドンナ
ボブ・マーリィ
ポール・マッカートニー
クイーン
ロキシー・ミュージック
レオン・ラッセル
ボズ・スギャッグス
セックス・ピストルズ
ブルース・スプリングスティーン
スティーリー・ダン
トーキング・ヘッズ
ヴァン・ヘイレン
ワム!
70年代から80年代のロックシーン
ベイビーフェイス
ボン・ジョヴィ
エルヴィス・コステロ
ピーター・ガブリエル
ガンズ・アンド・ローゼズ
ガイ
ジェフ・リン
メタリカ
ニルヴァーナ
プリンス
パブリック・エナミー
RUN-D.M.C
スティング
ザ・タイム
U2
スティーヴ・ウィンウッド
ニール・ヤング
ZZトップ
80年代から90年代のロックシーン