音楽サークルSEA SPARROWS東京

RUN-D.M.C~音楽サークルSEA SPARROWS東京

RUN-D.M.C

現在ではブラック・ミュージックのひとつのスタイルとしてすっかり定着した感のあるラップ・ミュージックだ。彼らのヒットが、ラップというスタイルを世に知らしめたのである。ジョセフ・シモンズ(RUN、65年生)、グリル・マクダニエルズ(D.M.C.、65年生)、ジェイソン・ミゼル(ジャム・マスター・ジェイ、66年生)の3人は、ニューヨーク・クイーンズのポリスという地域で育った。RUNの兄は、後にデフ・ジャム・レーベルの創始者となるラッセル・シモンズであり、彼は70年代はラッパー、カーティス・プロウのマネージャーをやっていた。そんな兄の影響を受け、RUNはD』の真似ごとを始めるようになる。そして1977年ころにはカーティス・ブロウのD』をつとめるようになり、カーティス・ブロウの申し子との異名をとるようになる。そのころRUNは、彼のラップ・パートナーになるD.M.C.、彼の代わりにターンテーブルを操作することになるジャム・マスター・ジェイと出会い、RUN―D.M.C.の原形ができる。彼らがまだ10代のころである。83年、彼らはプロファイル・レコードと契約し、84年にファースト・アルバム『RUN―D.M.C.』をリリースする。当時のラップ・スタイルとはちょっと違った、たたみかけるような勢いのある彼らのラップはミュージック・シーンか。ら大きな注目を集め、ゴールド・ディスクを獲得するヒットとなる。85年のセカンド・アルバム『キング・オブ・ロック』もヒットしたが、彼らの名前が世界的に知られるようになったのは86年のサード・アルバム『レイジング・ヘル』とシングル「ウォーク・ジス・ウェイ』のヒットによってだ。エアロスミスのスティーヴン・タイラーとショー・ペリーをゲストとして迎え、彼らの「ウォーク・ジス・ウェイ」をラップにアレンジしたこのナンバーは全米4位の大ヒットとなり、アルバムも全米3位を記録した。またステイーヴン・タイラー、ショー・ペリーも出演したビデオ・クリップも大きな反響を呼び、RUN-D.M.C.は一躍スターダムにのし上がった。また彼らが身につけていたアディダスのスニーカー、黒のポークパイ・ハット、太いゴールドのチェーンも、若者達の間に大流行した。その後88年にアルバム『タファー・ザン・レザー』と、彼らが主演した同名の映画が公開されたが、新しいラップ・ミュージシャンの台頭によりかんばしい評価は得られず、人気も下降線をたどっていった。だが彼らはプロデュース業も含めて、現在も地道に活動している。『レイジング・ヘル』は86年にリリースされた彼らの3作目。ここではエアロスミスのカヴァー「ウォーク・ジス・ウェイ」が聴きものだ。本家ステイーヴン・タイラーとショー・ペリーも参加したこのナンバーで、彼らはラップとハード・ロックの融合に見事に成功している。もちろん他の曲でも彼らのイキのいいラップが縦横無尽に展開されている。ラップ・ミュージック史上に残る、エポック・メイキングなアルバムである。デ・ラ・ソウルやア・トライブ・コールド・クェストといった新世代ラッパー以降の醒めたラップも魅力的だとは思うけど。無条件に血が騒ぐのはやっはりこっち。抗いきれないグルーヴをたたえた重いベース・ライン、ドボドボドボッと荒っぼく軋むスクラッチ、常に全開でシャウトしまくるラッピングと、これまたメンバー全員全開でぶちかます合いの手やリフ。古いやつだと笑われても、ぼくにとってのラップの基本形は盛り上がるもん。
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