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チャック・ベリー~音楽サークルSEA SPARROWS東京

チャック・ベリー

チャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」がなかったらローリング・ストーンズやビートルズは出現しなかっただろう、とまでいわれるほどの影響力を誇る、ロックン・ロールの代名詞的存在。タック・ウォーグと呼ばれる独特なステップを踏みながら、古典的なギター・リフを奏でる彼のスタイルでその後のロッカーのお手本となった事実は歴史が証明している。1929年10月18日、カリフォルニア州サンホセに生まれ、ミズーリ州セントルイスに育った(31年セントルイス生説あり)チャールズ・エドワード・アンダースン・ペリーは10代のころにギターを弾き始めた。44年から47年の約3年間を窃盗の罪で感化院で過ごした後、52年にバンドを結成。美容師をしながらライヴ活動をし、55年には彼らはセントルイス周辺一のバンドとなった。55年、シカゴで出会ったマディ・ウォーターズに認められたベリーは、名門チェス・レコードとソロ契約を結び、初レコーディング曲「メイベリーン」が全米5位となる幸先の良いスタートを切る。この曲は彼がデモ・テープで自己流に演奏していたカントリー系トラディショナル曲「アイダ・レッド」のタイトルを変え、プロモーションのためにロックン・ロールの名付け親として知られるクリーヴランドのD』、アラン・フリートの名を作曲者のひとりにクレジットしたいわくつきのモノなのだが、これが大いに成功し、R&Bチャートでは何とn週連続No.1を記録する大ヒットとなったのだ。その後も当時巻き起こった衝撃的なロックン・ロール旋風の立役者として、57年の「スクール・デイズ」(ホップ3位、R&B1位)、「ロックン・ロール・ミュージック」(同8位、同6位)や58年の「スウィート・リトル・シックスティーン」(同2位、同1位)、「ジョニー・B・グッド」(同8位、同2位など、今では古典、とも呼べるヒット曲を発表し続けた。また、その人気を反映して『ロック・ロック・ロック』(56年)などの初期のロック映画にも出演した。しかし、ロックン・ロールや黒人に対する社会の風当たりも強く、彼は59年末に14歳のインディアン娘売春教唆事件をでっち上げられ、2年間の投獄生活を余儀なくされる。64年に出獄した時には時代はビートルズやストーンズに代表されるブリティッシュ・インヴェイジョンに向かっており、彼の曲に影響を受け、カヴァーするこれらのバンドにロックの王者の座を奪われる皮肉な結果を迎える。「ネイディーン」や「ノー・パーティキュラー・プレイス・トウ・ゴー」などのロック・クラシックを発表し、72年には初のホップ・チャートNo.1曲「マイ・ディンカ・リング」でカムバックするものの、出獄後のベリーは以前ほど意欲的に作品を制作しなくなっていた。86年10月16日に行われた60歳の誕生日コンサートが『ヘイル・ヘイル・口ックンロール』として映画化されるなど、近年衰えることなく活躍している。必ずどこかで聴いたことのあるロック・クラシック全28曲を収録した、ベリーのスゴさを物語る『ベスト28』。ストーンズのデビュー・シングルとなった「カム・オン」をはじめ、ビートルズやビーチ・ボーイズら、大物グループがこぞってレパートリーに取り入れた名曲がずらりと並んでいる。よく耳にするジョークだけれど。もし曲のイントロにも著作権があったら、今ごろチャック・ベリーは世界最高の大金持ちになっていたかもしれない。ブルース・ギタリストからの影響を反映しながら、より8ビートを強調し、リズミックにきめたあの印象的なイントロを編み出した功績だけでも、ベリーはロックン・ロールの歴史上最も重要な人物として記意されるべきだ。あのイントロを彈くだけでロックン・ロールになっちゃうんだから。
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