音楽サークルSEA SPARROWS東京

フィル・コリンズ~音楽サークルSEA SPARROWS東京

フィル・コリンズ

1970年、ふたりのメンバーが脱退したジェネシスはメロディ・メイカー紙上でメンバー募集を行った。そして8月、オーディションの末に加入したのが、後にこの音楽史上に残るプログレッシヴ・ロック・バンドの顔となり、ソロとしても一時代を築くことになるフィル・コリンズ(dS,VO)であった。51年1月30日、ロンドンのチズウィックに生まれ、12歳のときから本格的にドラムを始めた彼は一時子役として活躍したこともあったそんな彼の一肚一代の舞台がそのときから幕を開けたのであった。75年5月にピーター・ガブリェルがジェネシスを脱退して以来、フィルはリード・ヴォーカルを担当するようになり、その後次第にバンドの中心人物となっていった。その一方で、ドラマーとしての欲求を満たすために76年ごろから積極的にセッション活動を始め、数々のアルバムにゲストとして参加したり、それと並行する形で自らのプロジェクト、ブランドXを結成し、腕利きミュージシャン達とジャズノフュージョン系のインストゥルメンタルな音楽を追求していった。このプロジェクトは82年まで続き、カリスマ・レーベルより6枚、CBSより1枚のアルバムを発表している。アメリカで成功を収め、人気を不動のものとしたジェネシスではあったが、フィルはソロ活動に意欲を燃やし、81年5月に初のソロ・アルバム『夜の囁き』を発表。同名シングルと「アイ・ミスト・アゲイン」が共に全米19位となり、ソロ・アーティストとしての評価も高めた。その後もジェネシスの活動の合間をぬってソロ作品の制作を続け、翌82年には「恋はあせらず」(全米10位)の大ヒットを生んだセカンド『フィル・コリンズ(心の扉)』、85年には全米No.1を獲得した「ススーディオ」「ワン・モア・ナイト」を含むサード『ノー・ジャケット・リクワイアド』を発表し、名実共にスーパースターの仲間入りを果たした。また、ソロ・アルバム以外でも精力的に活動した彼は、84年に映画『カリブの熱い夜』の挿入歌「見つめてほしい」とフィリップ・ヘイリーとのデュエット曲「イージー・ラヴァー」で、翌年にはマリリン・マーティンとのデュエットによる映画『ホワイト・ナイト』の挿入歌「セパレート・ライヴス」でそれぞれ全米No.1を獲得した。バンド・エイトなどのチャリティー・コンサートへも積極的に参加する一方、88年には映画『バスター』に主演。そのサントラから「グルーヴィ・カインド・オブ・ラヴ」「ツー・ハート」を大ヒットさせ、マルチな才能を見せつけた。89年11月、久々のソロ通算5作目『バット・シリアスリー』を発表。「アナザー・デイ・イン・パラダイス」を大ヒットさせた。90年2月に85年4月以来、二度目の来日公演を成功させたのも記憶に新しいところだろう。『フィル・コリンズ(心の扉)』はシュプリームスのカヴァー曲「恋はあせらず」(全米1)や、すぐにフィルだと分かるユニークなドラム・サウンドが耳を引く「空虚な心」(同39位)を含む、82年発表のセカンド・アルバム。この大ヒットを機に、ホップ・スターの地位を不動のものとした。ヒュー・パジヤムが共同プロデューサーとして制作に加わっている。プログレが大の苦手のぼくとしては、ジェネシスはやっぱりダメ。でも、この人のソロ・プロジェクトは大いに楽しめる。不思議なアーティストだ。ホップでいて、しかし画期的な響きをともなったドラム・プレイに代表されるような革新的な感覚も併せ持つ男。その二面性がいい形で記録されたアルバムだと思う。このアルバム以降、ちょっと出すぎかなという印象もあったけれど、過度な露出量も含めて根っからのホップ・スターということか。
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