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ボズ・スギャッグス~音楽サークルSEA SPARROWS東京

ボズ・スギャッグス

シスコの顔役ことポズ・スキャッグスは、いわゆるAORの元祖のひとりである。彼はBやブルースを都会的に、洗練されたサウンドに特化し、大人のためのホップ・ミュージックを見事に作り上げた。1944年6月8日、オハイオ州で生まれたボズ(本名ウィリアム・ロイス・スキャッグス)はテキサス州ダラスで育った。15歳のとき、ハイスクールでスティーヴ・ミラーと出会い、彼のバンドに参加。これがボズと音楽との出会いになる。このころ彼らはブルースをプレイしていた。ハイスクール卒業後、ボズは自己のグループ、ザ・ウィッグスを結成し、メンバーと共にイギリスに渡る。だが成功せず、ボズはフォーク・シンガーとしてヨーロッパを転々とする。65年にはストックホルムで初めてのアルバム『BOZ』をリリースし、スウェーデン国内ではちょっとしたヒットとなった。67年、スティーヴ・ミラーの誘いでアメリカに戻り、彼のグループに参加。『未来の子供達』『セイラー』の2枚のアルバムに参加し、その後ソロとして活動を開始し、69年にはアラバマ州のマッスル・ショールズ・スタジオで、当時無名だったギタリストのデュアン・オールインと『ボズ・スキャッグス&デュアン・オールマン』をレコーディングするが不発に終わる。70年にCBSと契約した彼は、『モーメンツ』『ボズ・スキャッグス・アンド・バンド』『マイ・タイム』とアルバムをリリースし、次第に洗練されたサウンドを聴かせるようになっていった。74年にはモータウンの名プロデューサー、ジョニー・プリストルが手がけた『スロー・ダンサー』が初めてビルボード誌のアルバム・チャートのベスト100に入り、彼の人気も次第に高くなっていった。76年、彼の出世作であり、AORの名作として今なお人気の高い『シルク・ディグリーズ』がリリースされる。この作品は全米アルバム・チャートの2位を獲得し、シングル・カットされた「ロウダウン」も3位を記録するという大ヒットとなり、ボズは一躍AORの旗手として注目を集めるようになっていった。その後も『ダウン・トゥー・ゼン・レフト』(77年)、『ミドル・マン』(80年)というヒット作を発表するが、事業家としての活動を行うために音楽活動を一時休止する。だが88年に音楽シーンに復活し、アルバム『OTHERROADS』をリリースして健在ぶりを証明した。『シルク・ディグリーズ』は76年にリリースされだ。R初期の大傑作。R&Bやブルースの要素を都会的に洗練させ、大人のホップ・ミュージックを作り上げることに成功している。ボズのソウルフルなヴォーカルもとても魅力的だ。ヒットした「ロウダウン」のほかにも、「ジョージア」「ウイ・アー・オール・アローン二人だけ」などといったエヴァー・グリーン・ナンバーを多く含む、70年代のアメリカン・ロックを代表する名盤である。ジャケットも素晴らしい。またデヴィッド・ペイチ(key)、シェフ・ポーカロ(ds)といった若手のスタジオ・ミュージシャン達のプレイも話題になった。そしてこのアルバムでのセッションがきっかけとなって、TOTOが生まれたというのも有名なエピソードである。泥臭いR&B/ブルースが好きな南部育ちの男が、クールなブルー・アイド・ソウルを歌う西海岸の伊達男へと変身していく……その中間に位置するアルバムって感じ。両方の味がいいバランスでブレンドされているところが本盤最大の魅力だ。リリース当時、ジャケットでのボズの服装を見て、日本のロック系ミュージシャンもだいぶおしゃれになったものです。音楽的にも、絶大なる影響を当時のミュージシャンに与えた名盤。
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