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ルー・リード~音楽サークルSEA SPARROWS東京

ルー・リード

ルー・リードは1943年、ニューヨークのブルックリンで中流家庭の子弟として生まれた。シラキュース大学で詩を学び、ニューヨークへ戻ってからはピックウィッグ・レコードの専属ライター&シンガ-になり、いくつかのバンドでレコードを発表していた。64年、ジョン・ケイルと出会い、伝説のバンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドを結成。グリニッチ・ヴィレッジのカフェで演奏しているところを、アンディ・ウォーホルに認められ、彼のミックス・メディア・ショーに出演する。ウォーホルのバック・アップのもと、シンガーで女優の二コと共に『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&二コ』(67年)でデビュー。ウォーホルと別れた後も、ノイジーでフリーキーな『ホワイト・ライト・ホワイト・ピート』(68年)や、内省的な『ヴェルヴェット・アンダーグラウンドⅢ』をリリースし、強いインパクトを与えた。バンドは一般的には成功したとはいえないが、ドラッグやホモセクシュアルなどタブーとされてきた反社会的な世界を歌い、後に続くアーティストに大きな影響力をもった。マネージャーや新メンバーと折り合いが悪くなって、リードは70年にバンドを脱退。72年にソロとして『ロックの幻想』を発表。さらに彼の代表曲「ワイルド・サイドを歩け」を含む『トランスフォーマー』をリリース、全米29位まで上るヒットとなる。続いて退廃的なベルリンを舞台に、ドラマチックに構成された傑作『ベルリン』(73年)、全米最高10位になる『死の舞踏』(74年)をリリース。75年に発表した『無限大の幻覚』はエレクトロニクスのノイズに満ちた作品で物議をかもすが、続く『コニー・アイランド・ベイビー』(76年)はマイルドな仕上がりで詩人としての本領を発揮している。さらに『口ックン・ロール・パーツ』(76年)でテンポのいいロックン・ロールを展開、『ストリート・ハッスル』(78年)ではヘッドフォンで聴くと臨場感の得られる録音方式ステレオ・バイノーラル・サウンドに挑戦している。また80年には結婚を発表、ホモセクシュアルだと公言していただけに世間をあっといわせた。82年『ブルー・マスク』、83年『レジェンダリー・パーツ』とシンプルな口ックン・ロール路線を進むが、特に後者はルー・リード・バンドとしては最高のメンバーで、イタリアでのステージを収録した『ライヴ・イン・イタリー』(84年)もこのメンバーによるもの。この後も何枚かアルバムをリリースするが、88年ウォーホルの死に際し、彼に捧げるアルバム『ニューヨーク』をジョン・ケイルらと共に作り、久々にチャートに姿を現した。89年にはブロードウェイでアルバム全曲を演奏ずるコンサートも開いている。当時、時代の寵児だったデヴィット・ボウイと彼の片腕ミック・ロンソンのプロデュースによる『トランスフォーマー』は、時代の最先端を映し出すアルバムだった。中でも、ウォーホルのファクトリーの人々の名作にあげられる「ワイルド・サイドを歩け」は、全米16位、全英10位の大ヒットとなり、リードの代名詞にもなった。微妙にヴァイブレートするユニークな声が詩に散りばめられた妖しげなイメージをさらに盛り上げている。鉄壁のストリート・ミュージック。と、そんな気がする。50年代のドゥワップから90年代のヒップホップまで、様々なストリート・ミュージックが時代時代の都会の路上を彩ってきたけれど。ルー・リードの作り出す音は、そのどれとも共通し、かつ相反する魅力をはらんだ現在進行形のストリート・ミュージックだ。無駄を削り落としたサウンド。冷徹なヴォーカル。行間に多くを託した完成度の高い詩。スリリングなニューヨークの街角の音だ。
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