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ジェファンソン・エアプレイン~音楽サークルSEA SPARROWS東京

ジェファンソン・エアプレイン

60年代のアメリカでは、政治への不信感からサンフランシスコ(S.F.)を中心に若者達によって新しい文化が生み出された。それは、ヒッピー文化、フラワー・ムーヴメントであり、そしてなによりも音楽であった。当時としては破格の契約金で大手レコード会社のRCAと契約し、1965年にデビューしたジェファソン・エアプレインは、ロック・バンド結成を夢みてオハイオからS.F.にやって来たマーティ・ペイリン(VO)とS.F.生まれのポール・カントナー(vo,g)との出会いから始まる。66年8月に、ヨーマ・コウコネン(g)、ジャック・キャサディ(b)、アレックス・スペンス(dS)と女性シンガ-のシグネ・トリー・アンダースン(VO)の6人で最初のアルバム『テイクス・オフ』を発表。コンサートで、会場あちこちに照らされる色鮮やかな凝ったライティングが、彼らの音楽をよりいっそう幻想的にし、それがサイケデリック・ロックと呼ばれ人気を博した。同年にはアレックスとシグネの脱退によってメンバー・チェンジを余鵑なくされるが、スペンサー・ドライデン(dS)と、S.F.で人気のあったグループ、グレイト・ソサエティからグレイス・スリック(VO)を誘い、70年にスペンサーとマーティンが抜けるまでこのラインナップで精力的に活躍することになる。翌67年2月発売のアルバム『シュールリアリスティック・ピロー』は全米3位となり、さらに2枚のシングル・ヒットと6月に開催されたモントレー・ホップ・フェスティヴァルヘの参加で、S.F.の代表的なグループとなった。アルバム『ヴォランティアーズ』を69年に発表した彼らは、8月にウッドストック・フェスティヴァル、12月にはローリング・ストーンズのオルタモントでの歴史的なコンサートに参加する。ジョーイ・コヴィントン(ds)が加入した70年はグループの活動はあまりなく、メンバーはソロ活動に終始したが、71年に自主レーベル、グラントを設立。パパ・ジョン・クリーチ(vln)を加え、9月にアルバム『パーク』を発表しコンサートを再開した。その後ドラマーがジョン・バーベイタに代わり、デイヴィッド・フライパーク(vo)が参加した、72年9月の地元ウインターランドでの最後の公演を収めたアルバムを73年に発売し分裂。89年突然にマーティ、ポール、グレイス、ヨーマ&ジャックで再結成され、アルバム『ジェファソン・エアプレイン』も発表されたが、現在も活動中なのかハッキリしないのが残念!メンバー・チェンジ後、67年にリリースされた彼らのセカンド・アルバム『シュールリアリスティック・ピロー』(全米3位)は、発売後1年以上もチャートにランクされ続けた歴史的名盤である。シングル・ヒットした「あなただけを」「ホワイト・ラビット」を含むこのアルバムはアメリカの若者達に絶賛された。マーティン、グレイス&ポールの作り出す奇妙なハーモニーが開放的で心地よく、3人のヴォーカルをサポートするヨーマの計算されたギター、自由奔放なジャックのベース、ジャズ・ドラマーだったスペンサーの夕イトなリズム、そしてドラッグ体験を連想させる歌詞。これらがバンドの魅力となりサイケデリック・ロックと呼ばれ愛された。「あなただけを」や「ホワイト・ラビット」が日本でヒットしていたころ、ぼくはまだ中学生になりたて。なんだか、こいつら暗い……と。そんな乱暴な印象しか持たなかったけれど。今にして思えばこのサウンドが後のマンチェスターものやグランジ・ロックの重要な源流になっている。ポップス的な視当lから見れば冗長な局面もないではないが、それも含めて当時のロックの気分だ。
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