全体で「聴かせる」ことを意識
音のボリュームを揃えますと、他の人の演奏と自分の演奏のハーモニーが一致することにもなりますので、抑制するところは抑制し、大きな音を出す部分は思い切り出すことによって、メリハリのある演奏を行うことができるわけです。このように、他の人と一緒に演奏しますと、自分の苦手な部分が発見できることもメリットのひとつです。そのためには、自分だけが目立とうとするのではなく、周囲の音と調和させながら演奏する心構えが重要になってきます。その第一歩として、音の出し方を練習する、つまり音のボリュームに気を配ることが大切になってくるのです。