バンドメンバーに遠慮していませんか?
同じ志を持って活動しているバンドメンバーには、多かれ少なかれ言いたい事がある人がほとんどではないでしょうか。活動していくうちに、方向性や音楽性などにズレが生じてくるものですから、それを埋め合わせるためにも、やはりきちんと伝えることは大切なことです。とはいえ、いくら仲の良いバンドメンバーと言えども、人に対して指摘するのは案外難しいものです。特に昔からの幼馴染とのバンドのような長い付き合いのあるバンドではなく、社会人から結成したバンドですと、なかなか本音では話にくいかもしれませんね。今後の関係性などを考えて、遠慮がちになってしまうという人もいるでしょう。しかしながら指摘しあわないと改善することはできず、技術面などの向上を望むことはできません。時には勇気をもって指摘することも大切だということを覚えておく必要があるでしょう。
言い方には注意
バンドの今後のためにも、何か言いたいことがあったら溜めこまず伝えることが大切です。あまり自分の中に溜めこんでしまうとストレスになってしまい、それが原因で関係がこじれる能性が高いです。正直に話すことでより絆を強固なものにできるでしょうから、腹を割って話すことも必要です。とはいえ、メンバーに指摘をする際には、言い方には注意しなければなりません。言い方によっては相手を傷つけバンドに亀裂が入ってしまうこともありますから、十分に配慮を持って接することが大事です。感情的になって話すのではなく、冷静に言葉を選んで伝えるようにしましょう。
一人のパートを集中攻撃しない
バンドメンバー間で問題点を話し合う際に注意することとしては、一人のパートを集中攻撃しないことです。たとえ、指摘したい相手が一人だけだったとしても、その人にだけ不満をぶつけるのはイジメのような構図になりますからやめるべきでしょう。言われた方としても、深く傷つくことになりますから、全体の改善点を平等に伝えるなど、個人攻撃のようにならないように工夫することが大事です。今後長く付き合っていくためにも、相手が嫌な気持ちにならないように、気を付けるようにしましょう。
肯定することを忘れない
バンドの改善点を探していくときには悪い部分ばかりに目が行ってしまいがちです。
ですが、頭ごなしに改善点ばかりを並べられてしまっては、メンバーの人たちも、
演奏することに自信が持てなくなってしまい、
結果的に改善とは反対の方向にシフトしてしまう可能性も出てきます。
まず、メンバーの改善点や直してもらいたい演奏方法を指摘する場合には、
いい部分を褒めて、メンバーを評価することから初めてみましょう。
すこし言う側は恥ずかしいかも知れませんが、褒められて嬉しくない人はいません。
メンバー同士で、いいところを評価しあうという心がけは、バンド活動を円滑に進めていく上で大切です。
みんなの意見を言い合える時間を設ける
演奏の練習ばかりに時間を割いてしまい、
コミュニケーションが取れずにいるバンドさんは案外多いです。
ですが、演奏の練習と同じくらいに、メンバー同士でコミュニケーションを取っていくことは重要で、
うまく人間関係を築けているバンドは、バンド演奏の息も合いやすく、
何より楽しんで演奏をしているなと、ライブを見ていてもすぐに分かります。
もし、演奏に注力しすぎているなと感じた場合には、
互いにゆっくりと話合いをできる時間を設けて、
演奏についての考えをメンバー一人ひとりに発信してもらうと良いでしょう。
一人だけが発言権があって、意見を貫き通すバンドにならないように注意していきましょう。